昨今耳にする機会が増えた、SDGs。持続可能な開発目標達成のため、我々に何ができるだろうか。「Coffee Changing The World」コーヒーで世界を変えようとする団体、GOOD COFFEE FARMSがある。

コーヒーから世界をみる

ひとり家で落ち着く時、友達とおしゃべりする時、商談を持ちかける時。コーヒーは日常の様々な場面で嗜まれる。「どうしたらよりよい世界になるか」SDGsの議論でも片手にコーヒーがあるかもしれない。
そんなコーヒーがどのようにして作られたのかご存知だろうか。

代表のカルロスさんはコーヒー大国・グアテマラ出身。2000年に来日、母国のコーヒー農業の実態を再認識したからこそ「自分が何かやらなければいけない」GOOD COFFEE FARMSを立ち上げた。

Coffee Changing The World コーヒーで世界を変えよう。

コーヒー産業が抱える経済・環境問題

グアテマラコーヒー生産者の97%は小規模農家だ。コーヒーは長い間1ポンド1ドル前後で取引されてきた。十分な資金や設備がない小規模農家にとって1ポンドあたり2ドルの生産コストがかかるケースも多い。大規模農家のみが儲けを出すことができ、流通するグアテマラコーヒーを見ると、同じ農園名が目立つ。小規模農家は生産しても赤字になり、貧困の循環から抜け出せないのだ。この現状に真の『フェアトレード』とは何か、疑問を投げかける。

収穫したコーヒーチェリーをコーヒー豆に精製するにあたり、膨大な水が使用される。脱穀で排出されるカスカラは独特な臭いを放つ。ほこりや農薬を含んだ大量の廃水・廃棄物は、そのまま川に流されていく。流通には中間業者が入るため、どのように栽培したか、トレーサビリティも不十分だ。我々がおいしいと感じたコーヒーは、環境汚染を引き起こす作り方をしたコーヒーかもしれない。

これはグアテマラだけの問題ではなく、世界の問題である。