體育會の新年 フェンシング部インタビュー

2021年、新型コロナウイルスによる大混乱の中で、フェンシング部もまた早慶戦男女優勝という好成績を残した。そこで今回は主将である長谷山泰紀さん(経済学部・3年)にお話を伺った。

フェンシングはピストという細長い試合コートの上で選手同士が一対一で向かい合って勝負をする伝統ある競技だ。その中でも、突く動作を基本とするフルーレ・エペ、切る動作を基本とするサーブルという三種目に分けられる。小学生から続けてきたフェンシングという競技について、長谷山さんは「ほんの数秒で勝負が決まる。魅力は瞬間瞬間の攻防にある」と語る。

コロナによる影響は大きく、道場が使用禁止となってしまった期間もあった。そんな中でもオンラインでトレーニングを重ね、部員の意識を高めた。対面で練習が行えない中、技術的な不安だけでなくチームワークの不安も生まれたが、zoomを用いて学年や種目毎に分けて会話をする機会を設け、コミュニケーションを積極的に取るようにした。いざ対面で練習ができるようになっても制限は多く、コロナ禍前と同じようにはいかなかったが、奮闘した。感染防止のため活動の人数制限がかかり、コーチやマネージャーは直接部に足を運べなかったため、技術的な成長も、事務的な仕事も、プレーヤーで補い合いながら進めた。プレーヤーですら試合が近い人だけに限定しないと練習が行えない時期もあったという。さらには、体力的な難しさもあった。顔を覆うマスクの下にはプラスチックのフェイスシールドの着用が義務付けられ、時に30分に及ぶ試合の中で苦しさを感じることもあった。

 

練習に励むフェンシング部

 

2021年は数多の困難の中、部員全員の努力と気力により掴んだ早慶戦男女優勝という栄光を掴んだ。2022年は「全力は伝播する」というスローガンを掲げさらなる躍進を続けていく。今年の目標について長谷山主将はこう語る。「今まではリーグ戦一部昇格などを目標にしてきたが、今年は部として日本一を目指していきたい。そして今年のチームはそれが叶えられるチームだと思っている。」

いくら活動に制限がかかろうが、彼らの情熱は止まることはない。フェンシング部の今後の活躍に期待している。

小島毬