2月16日、慶應義塾大学は、東京大学、東京工業大学、早稲田大学と共同事業体「ナノ・マイクロファブリケーションに関する大学間連携コンソーシアム」を設立し、共同研究を進めることを発表した。同コンソーシアムは川崎市と協力し、3月末、新たな共同研究拠点を慶大新川崎タウンキャンパス隣のかわさき新産業創造センターに設立する予定。
ナノ・マイクロファブリケーションは、1㍉メートルの1000分の1以下の空間を利用する加工技術で、医療、環境、エネルギーなどへの応用が期待される。例えば、この技術を利用することで超高感度の血液検査が可能になり、患者の負担が軽減されるという。
ナノ・マイクロに関する研究拠点は現在、世界各国で整備されつつあり、厳しい開発競争が展開されている。今回、高い研究水準をもつ4大学の人材、設備を結集させることで、研究効率を高め、国際競争を勝ち抜く狙いがある。