慶應義塾サッカースクール 選手とコーチの成長の場

代表の西村さん(左)と奥君(右)

サッカースクール慶應義塾にはサッカースクールがあることをご存じだろうか。慶應義塾ソッカー部には慶應サッカースクール(KSS)がある。このスクールは幼稚舎の児童を対象にしたもので、毎週土曜日の午前に日吉下田地区にあるグラウンドで開かれている。

KSSは、1980年に創立された。当時、幼稚舎にはサッカー部がなく、自分の子供が慶應幼稚舎に入る時に、サッカーをさせてあげたいとの思いからソッカー部のOBが設立したそうだ。今では、1年生から6年生合わせて140人ほどの生徒がおり、ソッカー部の学生やOBが毎週手伝いに練習に来ている。

KSSがチームとして大事にしていること、それはサッカーを楽しんでもらうということだ。勝利にこだわるサッカーは、中学、高校になれば嫌でも体験することになる。小学生のうちはできるだけサッカーを楽しんで欲しい、と西村さんは話す。訪れた下田グラウンドでは、1年生から6年生まで皆のびのびとサッカーをしていた。

代表の西村さん(左)と奥君(右)また、西村さんは教えている中で気づくことがある、と話す。それはソッカー部の学生コーチの成長だ。指導者としてプロ意識を持ってほしい、という思いから、彼らには手当を支給しているという。だが、KSSに来る子供たちはさまざまだ。サッカーが好きで入った子や、友達に連れられて入った子もいる。「そうした子たちにサッカーの楽しさを分かってもらい、指導する中で彼らが人間的に成長していくのが分かる」と西村さんは話す。将来的にはKSS出身のプロ選手を輩出したい、と西村さんは話した。

KSSで活動する奥泰貴(小6)は、前回の試合のMVPプレイヤーだ。もともとサッカーが好きでKSSに入った奥君。憧れのサッカー選手は長友選手だという。KSSの活動は友達もいるし、とても楽しいと話してくれた。

土曜日の下田グラウンドには、児童、OB、コーチが一体となった素晴らしいチームがそこにはあった。 (在間理樹)