バスケ部 京王電鉄杯7位 1部チームとの壁厚く

今季からスタメンに定着した真木

トーナメントへ課題残る

5月4日から6日にかけて開かれた京王電鉄杯。関東大学バスケットボール選手権に向け1部チームにどれだけ通用するのかを試すには絶好の機会となった。結果としては1部チームとの壁を感じるものとなったが、慶大らしい堅守速攻を体現し、流れを掴む場面も多く見られた。しかし、そういった良い場面を継続出来なかったという課題も浮き彫りに。関東大学バスケットボール選手権で勝ち上がれば白鷗大、そして優勝候補筆頭の東海大と対戦する。慶大の奮起を期待したい。   (阿久津花奈、中澤元、森俊貴)

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拓大戦 1日目 ●79―91 追い上げ実らず 初戦敗れる

京王電鉄杯第1戦は、スーパー外国人バンバを擁する拓大とぶつかった。平均身長で劣る慶大は、機動力を活かしたプレイで得点を重ねたが、あと一歩及ばず79―91で敗れた。

序盤、慶大は拓大に主導権を握られ、苦しい展開となる。だが、そこで主将伊藤(環4)が奮起。鋭いドライブにスティールからの速攻、精確な3Pシュートで追い上げていく。インサイドでは黒木(環3)が光り、リバウンドをしっかりとキープし得点の機会を作る。だが、拓大も譲らず拮抗し、39―41で前半を折り返す。

流れが変わったのは第3Q、拓大のプレスを前に、慶大はシュートを決めきれない。それに対して拓大は3Pシュートを連続で沈めていき、点差が離れてしまう。

第4Qは随所で光るプレイもあり、追い上げを見せたものの、第3Qでの失点が響いた慶大は、79―91で拓大に敗れた。

青学大戦 1日目 ●55―98 攻め手失い 力負け

京王電鉄杯第2戦の相手は強豪・青学大。現時点での慶大がどこまで通用するかという点が注目されたが、青学大の堅固なディフェンスを崩しきれず、55―98と大敗を喫した。

試合は慶大のペースで幕を開けた。ビッグマンが揃う青学大に対してリバウンドこそ奪えないが、伊藤(環4)や大元(環3)らの精度の高いシュートで得点を重ねていき、第1Qを17―15と2点リードで終える。

だが、第2Qに入ると青学大のオフェンスに火がつき、内外から攻め続けられることになる。慶大のディフェンスが突き崩され、点数がみるみるうちに離れていく。反撃に出たい慶大だったが、攻め手をことごとく潰されてしまい、その差を詰めることができなかった。

55―98と大敗を喫したが、秋季リーグまでにこの差をどこまで縮められるか期待される。

専大戦 2日目 ●69ー89 リズム掴めず 厳しい敗戦

京王電鉄杯二日目の第一戦は安定して一部に残る専大。今季一部リーグを戦う慶大はなんとしても倒しておきたい相手だ。しかし、結果は69―89で専大から勝ち星を挙げられなかった。

第1Qは専大にインサイドを切り崩される。さらに「相手のシューターをきちんと抑えることができなかった(大元)」とアウトサイドのシュートも立て続けに決められ、第1Qの時点で11―29と大きく点差をつけられる。その後も慶大はペースを掴めず29―41で前半を終える。

後半に入ると、慶大は持ち前のディフェンスから速攻を見せるなどペースを掴む。黒木(環3)も効果的にインサイドで点を取り、一時は5点差まで詰め寄る。しかしここで専大がタイムアウトを取ると、流れは一転。差を詰め切れず、最終Qに入っても相手を捉えきれない慶大。最終スコアは69―89で専大に敗戦し、予選三連敗となった。

日大戦 2日目 ○84―66 堅守光る 待望の1勝

予選リーグ第4戦、昨年度秋のリーグ戦で2勝をあげた日大との一戦。慶大らしい堅守の形が表れ、84―66で今大会初の白星をあげた。

前半、インサイドを切り崩せない慶大。外からのシュートを中心に攻めるも決定率は低く、攻撃のリズムを掴めない。高さで劣る慶大はゴール下を中心に攻め込まれるも2、3点のリードを保ち続け、前半を38―37の均衡した展開で折り返す。

後半、相手の高さを二人がかりのディフェンスで抑える作戦が功を奏し、守備が安定。「守備がよくなったことで攻撃のリズムもよくなった」と大元(環3)のスティールや3Pシュートで大きく点差を広げ始める。桑原(経3)の3連続3Pシュートでさらに得点を重ね、84―66で予選最終戦を勝利で飾った。

「予選を通して1部と2部との差を選手も改めて実感できたのではないか。まだまだ全体的に底上げを図る必要がある」と阪口HCは予選を振り返った。

法大戦 3日目 ○83―74 話題見えるも 粘り勝ち

京王電鉄杯最終日、Aブロック4位で7位決定戦に回った慶大は、同じく昨季2部から1部に昇格を果たした法政大を終盤で振り切り、勝利した。

試合序盤は拮抗した展開。黒木(環3)がインサイドで得点するも均衡を破れず、23―17で第1Qを終える。第2Qも真木(環3)のバスケットカウントで得点を重ねるが差を広げられず、38―34で前半を終える。

後半に入ると、真木の3Pシュートが要所で決まり、ついに二桁のリードを奪う。しかし、「相手に中と外を攻められてしまった」(大元)ことで相手に詰め寄られ、苦しい展開に。それでも、終盤に大元(環3)の3Pシュートやレイアップが立て続けに決まり、勝負を決めた。最終スコアは83―74で法大に苦しみながらも勝利し、7位で京王電鉄杯を終えた。

大会を終え、「1部の中ではやっていくことが難しい」(大元)と、率直な感想も聞かれたが、慶應らしい堅守速攻を体現出来ていた場面もあった。関東大学バスケットボール選手権での慶應らしいバスケを期待したい。