12月10日から15日にかけて、全塾協議会事務局長次長選挙が各キャンパスで行われる。

 全塾協議会とは、学生団体の代表者によって構成される塾生における最高意思決定機関である。毎月会議を開催し、全塾生から集められる自治会費の配分等について話し合う。そのトップに立つ、全塾協議会事務局長・次長を決定するのが今回の選挙の目的だ。

 投票方法は前年と変わりはなく、パソコン及び学生証を使用した認証システムを利用して行う。全塾生の10%の投票をもって選挙は有効なものとなり、候補者複数の場合は最も多い支持を得た候補者が就任を決める。

 塾生へ葉書による告知は行うものの、最近の投票率は15%以下と低い。しかし改善策は特に見られないのが現実だ。選挙管理委員長、田中穣さん(法1)は、「新しいことをやろうと努力したが、認められなかった」と語る。

 事務局長候補の加藤友紀さん(経2)、次長候補の若月薫さん(経2)もその原因の1つである全塾協議会の知名度向上を訴える。それに加え、会計制度の公正化、創立150年記念事業の推進等を、所信表明の中で掲げている。