変革する体育会本部

各部を高め合う取り組みを
慶大には40もの体育会の部が存在する。その体育会全体を裏で支えている「体育会本部」という学生組織があるのをご存じだろうか。今回は2013年度の主幹を務めるスケート部の後藤陸さん(経4)に組織の活動についてお話を伺った。
体育会本部は体育会に所属している2年生以上の希望者によって運営されている。その代表の役割を担っているのが主幹である後藤さんだ。目標は「体育会全体の強化」である。
体育会本部はここ2年間で大きな変革を迎えている。今までは各部の中でのOB、OGをはじめとした縦のつながりは強固だったが、各部同士の連携は希薄であった。体育会の横のつながりを強めていこうという動きから、組織の業務内容をゼロから見直し、新体制が発足した。
新たな取り組みとして具体的には「50%ルール」と呼ばれるものがある。各部の主将が毎年3月に集まる合宿では、各部の年間目標を発表する。その目標を達成できたかを次年度の合宿で確認し、半分以上の部で目標が達成できていれば体育会全体を表彰しようという取り組みである。
また、主将会議に集まる主将たちの中から「議長」という明確なリーダーを設定した。議長を設定することで、主幹である後藤さんと主将たちがより密に意見交換ができるようになった。
現体制が最も重要視しているのが、各部主将たちの対話のを増やすことだ。前述した主将合宿以外にも、年間に3回ほど主将全員が集まって話し合う場を設けている。互いに意見を交換する場を設けることで、「あの部の主将は頑張っているから自分も頑張らないと」と競技は違えど主将が周囲から刺激を受けるきっかけとなる。主将同士を切磋琢磨させることで全体の強化につなげようという狙いがある。
各部で部員数減少など厳しい状況が続く中、統括組織として新たな一歩を踏み出した体育会本部。「体育会同士の輪を広げていくことが、塾生の間で体育会の認知度をあげることにつながるのでは」と慶大全体で体育会を盛り上げる環境を作るために、日々努力を続けている。
(小林知弘)