慶應シネマ研究会主催 対談形式講演会「映画プロデューサー、ここまでやってます。」(仮)11月21日15時30分~(三田キャンパス519教室)

 

映画プロデューサー 小川真司氏 (アスミックエース) 川村元気氏(東宝) 

 

川村元気氏(左)上智大学卒。26歳の時に『電車男』(05年)でプロデューサーデビュー。その後『スキージャンプ・ペア』(06年)、『陰日向に咲く』(08年)、『デトロイト・メタル・シティ』(08年)など多数のヒット作品を企画。本年は『告白』、『悪人』を手掛け、国内外から多大な注目を集める。また本年米誌『The Hollywood Reporter』が選出する「Next Generation Asia 2010」にプロデューサーとして選出された。小川真司氏(右)早稲田大学卒。『リング0~バースデイ~』(00)で映画プロデューサーデビュー。『ピンポン』(02年)、、『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『博士の愛した数式』『メゾン・ド・ヒミコ』(05)、『ハチミツとクローバー』(06)、等を多数のヒット作を生み出す。『ノルウェイの森』、『のぼうの城』の公開が控えている。
川村元気氏(左)上智大学卒。26歳の時に『電車男』(05年)でプロデューサーデビュー。その後『スキージャンプ・ペア』(06年)、『陰日向に咲く』(08年)、『デトロイト・メタル・シティ』(08年)など多数のヒット作品を企画。本年は『告白』、『悪人』を手掛け、国内外から多大な注目を集める。また本年米誌『The Hollywood Reporter』が選出する「Next Generation Asia 2010」にプロデューサーとして選出された。小川真司氏(右)早稲田大学卒。『リング0~バースデイ~』(00)で映画プロデューサーデビュー。『ピンポン』(02年)、、『ジョゼと虎と魚たち』(03)、『博士の愛した数式』『メゾン・ド・ヒミコ』(05)、『ハチミツとクローバー』(06)、等を多数のヒット作を生み出す。『ノルウェイの森』、『のぼうの城』の公開が控えている。

 

 

2010年も残り2カ月。今年の映画界で最も話題を集め衝撃を与えた作品といえば『告白』だろう。そして1年の締めに最大の待望作『ノルウェイの森』が公開される。
 シネマ研究会主催三田祭講演会「映画プロデューサー、ここまでやってます。」(仮)で、これらの作品の名プロデューサーお二人が対談を行う。
 公開を控える『ノルウェイの森』のプロデューサー・小川真司氏。『ピンポン』、『ジョゼと虎と魚たち』、『ハチミツとクローバー』などを手掛けてきた名プロデューサーである。
 そして、『告白』、『悪人』のプロデューサー・川村元気氏。年齢はまだ若いものの、『電車男』、『デトロイド・メタル・シティ』といったヒット作を世に送り出してきた。
 講演会に先駆け、お二人に学生時代から映画の魅力までを伺った。
   *   *   *
─今回、三田祭でお話をされるということですが、お二人の学生時代はどのようなものでしたか。
川村「何か一つに打ち込むというより、何にでも興味を持つ学生でした。映画やバンドにのめりこみ、20カ国ほど一人旅をしていました。いま思えば『ノルウェイの森』のワタナベ気取りの学生だったのかも(笑)」
小川「大学生になって始めたことではありませんが、ひたすら映画館通い。早稲田ミステリークラブに所属し、8ミリで映像を撮ることもありましたが、その後に仲間と酒を飲むことが楽しかったです」


─小川さんが「大学生になって始めたことではない」とおしゃっていましたが、お二人が映画に興味を持たれたきっかけは。
小川「小さい頃から映画に親しんでいました。親の影響で、テレビで洋画を見て育ちました」
川村「私も親の影響が大きいです。初めての映画が3歳の時に観た『E.T.』でした。子供ながらに自転車のシーンで感動したのを覚えています」


─では、映画のプロデューサーになったのも自然な流れだったのでしょうか。
小川「アスミックエースに入社後、最初はTVゲームのプロデューサーを務めていました。スーパーファミコンが世に登場する1年前からです。映画プロデュースは『リング0~バースデイ~』がデビュー作です」
川村「学生時代に映画を撮っていましたが、演出よりも、企画や脚本に面白さを感じるようになって、プロデューサーの道を選びました」


─映画プロデューサーという仕事の魅力は何ですか。
小川「総合的な立場でものづくりができること。作品をいろんな人に観てもらえることに、やはりやりがいを感じます」
川村「一つ目は、作家、漫画家、俳優、音楽家……オールジャンルのクリエイターと出会えること。二つ目は、自らが企画者であること。世の中を変える仕掛け人になれるかもしれませんからね」


─「お二人が手掛ける、例えば『告白』や『ノルウェイの森』などには多くの原作ファンがいると思います。映画化する際にどういった思いを持っていますか。
小川「まず、原作に対するリスペクトを持つことが大切だと思います。その上で、映画としていかにちゃんとしたものにするか。そこはプロとして冷静に判断しながら作ります」
川村「小説と映画という異なる表現ではあっても、根底にあるテーマは共有したいと思っています。原作のハートを抱いて、映画なりの創造をしていくべきだと思います」


─お二人はヒット作に恵まれているイメージがありますが。
小川「ヒットは結果でしかありません。作る過程には様々な苦労があり、一本一本それぞれがそれなりに大切です」
川村「映画制作は面白さと苦労が背中合わせの悲喜劇です。人と人との仕事なので、信頼関係をいかに積み重ねていけるかが重要ですね」
小川「映画づくりで決定的なのはヒューマンファクター。人と人が向き合うことでものごとが進んでいきます」


─今後の展望を教えて頂けますか。
小川「目先のことであれば、『ノルウェイの森』のヒット。時代と逆行している話が今、世の中に受け入れられるかどうか楽しみです」
川村「『告白』、『悪人』でかなり悪意を吐き出してきましたが、『悪』はこれからも追求して、いつかは集大成を作りたいです。また、それとは別に大きな影響を受けた『E.T.』や『ドラえもん』のような子供が喜ぶ映画も作りたいですね」


─今回三田祭で講演を行われますが、現代の大学生へ伝えたいことは。
小川「時代をつくるのは若者。上を見ながら、ほかと違うことにチェレンジしてほしい」
川村「メインがあってのサブカルチャー。メインを張る人を待望します」
小川「ワタナベは奔放に見えて、実は常に真剣に自分と向き合っている。現代の若者にもいてほしいです」


─最後に、講演会へ向けて一言お願いします。
小川「私は早稲田卒なのでアウェーで恐縮ですが」
川村「傷つきやすいので居眠り、携帯いじりはやめてくださいね(笑)」
    (聞き手=入澤綾子)
■悪人 公開中!原作×脚本:吉田修一 監督×脚本:李相日出演:妻夫木聡 深津絵里 http://www.akunin.jp/■告白 公開中!監督:中島哲也 出演:松たか子http://kokuhaku-shimasu.jp/
■悪人 公開中!原作×脚本:吉田修一 監督×脚本:李相日出演:妻夫木聡 深津絵里 http://www.akunin.jp/■告白 公開中!監督:中島哲也 出演:松たか子http://kokuhaku-shimasu.jp/「ノルウェイの森」12月11日(土)全国東宝系公開

 
 
「ノルウェイの森」12月11日(土)全国東宝系公開
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