グーグル社による特別講義が119日、SFCで行われた。講義は同社のグーグルアドセンスというウェブ広告サービスの事例を中心に、他メディアやテレビCM、新聞広告と比較しながら、メディアの本質に迫った。

グーグルアドセンスの責任者である柳田晃嗣氏が講師として登壇した。 現代のメディアについて「メディアにとって一番重要なのはコンテンツ力であり、必要な消費者にその磨き上げたコンテンツを発信し続けることが存在意義となる。その結果としてそのメディアは多くの固定ユーザーを保有することができ、価値を上げていくことになる」と柳田氏は語った。

同社の佐藤友浩氏は「高品質なコンテンツを提供するサイトは多くのユーザーが集まるようになる。そのようなサイトは広告主にはマーケティング上魅力的なメディアとなり結果として、サイト運営者は収益を得られる」と述べた。続けて「グーグルアドセンスがその流れを加速させる」と、同サービスの役割を示した。また、最初から収入目的で同サービスを使うことには懸念を示した。

講義は立ち見が出るほどの盛況ぶりであった。