第66回早慶アメリカンフットボール対抗戦が4月29日、駒沢陸上競技場で行われ、4年ぶりの勝利を目指す慶大は7―37で早大に大敗した。

慶大のK廣田祐(理4)のキックオフにより試合開始。序盤の慶大は、RB山本快(商4)やRB谷田顕弘(政3)のランプレーなどで敵陣へ攻め込む。しかし、TE南亮介(経3)へのパスをインターセプトされ、攻守交代となる。

先制点は早大。LB中野航平(政4)の鋭いタックルなどで必死にディフェンスを試みるも、フィールドゴールを決められ3点を奪われる。続く慶大の攻撃は反則などで攻め切れず攻守交代。すかさず早大は、パスを4度成功させるなど慶大陣地に攻め込み、最後はランプレーでタッチダウンを奪う。キックも成功させ、7点を追加した。

追いつきたい慶大であったが、次の攻撃も早大の強烈なタックルの前に倒れ攻守交代。早大は、再びランプレーなどで慶大陣地に攻め込み、フィールドゴールでさらに3点を追加する。

慶大の反撃は前半残り32秒時点。パスプレー、ランプレーとリズム良く敵陣に攻め込み、最後はTE鈴木雷蔵(環2)のパスキャッチでタッチダウンを決める。キックも成功させ7点を返し、7―13で前半を終える。

逆転を狙う後半、最初の得点は早大。ロングパスなどで攻め込まれ、タッチダウンを奪われる。キックも決められ7点を許す。

13点を追う場面で、慶大はミスを連発。早大にインターセプトを許し、そのままタッチダウンを決められる。その後もインターセプトを許すなどミスが続き、10点を奪われ勝負あり。奮闘するも、慶大は得点を決めることができず、7―37と大敗を喫した。

(鈴木里実)