9月29日、慶應義塾商学部50周年記念祝賀会が催され、三田キャンパス西校舎ホールでは祝賀講演会が行われた。

 商学部は1957(昭和32)年の開設以来、福澤諭吉の「実学」の精神を継承し、「現実の社会現象の解明または実社会での実践のために、合理的・実証的精神に基づいて、既存の知識体系を再構成すること」を実践している。

 講演会は塾歌と共に幕を開け、主催者である商学部長桜本光氏が挨拶した。安西祐一郎塾長による祝辞の後、中外製薬株式会社代表取締役社長、永山治氏が塾員を代表して祝辞を述べた。太田垣瑞一郎名誉教授による祝辞の後、株式会社東京証券取引所代表取締役社長の斉藤惇氏による塾員代表講演が行われた。

 祝賀懇談会には多くの塾員が詰め掛け懐かしそうに会話を楽しんでおり、また一方ではOBに囲まれ少し緊張した面持ちの塾生の姿もあった。