3月8日、日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペースにおいて創立150年イベント「大学とスポーツを考える~日本のスポーツにおける大学の役割・2008春~」が開催された。主催は大学院健康マネジメント研究科・スポーツ医学研究センター。

 シンポジウムの構成は、基調講演、特別講演、パネルディスカッション、質疑応答、の4部構成。

 基調講演は山崎元氏(スポーツ医学研究センター)、特別講演は竹田恆和氏(日本オリンピック委員会会長)が行った。

 パネルディスカッションでは基調講演・特別講演の内容を踏まえて4名のパネラーが「教育研究機関としての大学スポーツの役割」について話し合った。主な議題は以下の4点。「生涯スポーツの入り口」として大学スポーツを位置づけることの必要性、将来プロ選手にならない体育会出身者の進路選択問題、スポーツ科学と他の学術分野の融合化、文武両道の重要性。ディスカッションの後半にパネラーの大西祥平氏(大学院健康マネジメント研究科委員長)は「スポーツ固有の価値とは何かを考えて欲しい」と強調した。

 最後に質疑応答の時間が設けられ、会場からは3件の質問があった。