チームとして大きな変化を迎えている立教大学。主将・田中祥都選手(立大・コミュニティ福祉学部4)にインタビューし、求められるチーム像、目標などを聞いた。(インタビュー日=4月10日)

 

立大野球部 主将・田中祥都選手【写真=提供】

 

――個人目標と意気込み、チームの強みや見どころを教えてください。

リーグ戦優勝が1番の目標で、個人的な目標はリーグ戦優勝に少しでも貢献することです。打てて守れる、安定している選手を目標にやっていきたいと思っています。立教大学の強みとしては、4年柴田恭佑を中心とした守備力が1番と思っています。注目してほしいところは、点ではなく線になっている打順、攻撃力を見てほしいです。

 

――チームスローガンとして「結束」、キャプテンを務められるご自身では「長の一念」の言葉を掲げていますが、どのようなことを心がけていますか。

昨年不祥事が起きてしまって、応援してくださる方々を不安にさせてしまいました。もっと立大がオープンとなって、地域の人や応援してくださる方々、OBの方々と結束してリーグ戦優勝を果たしたいっていう思いがあったので、「結束」というスローガンになりました。チームの看板、主将である僕の行動や言動が、チームに少なからず反映する。チームが悪い状況になった時は、僕の行動や言動が全て影響しているという風に捉えるようにしています。

 

――4年間を振り返って、入学当初は六大学野球にどのような印象を持たれていましたか。

やっぱり憧れというか本当になんかかっこいいっていう、どこか他人事のような感じだったんですけどいざ入学してみると、今度は自分たちがチームを作っていくんだとか、いずれ先輩たちのような姿を僕達が色々な人に見せていくんだという思いになりました。学年が進むにつれて、中心キャプテンとして、チームを引っ張っていく存在になったので、残りの1年は歯を食いしばってしっかりやろうという思いです。

 

――4年間で最も成長できた点はなんですか。

プレーの面では、1年生の秋に全試合出させていただいたのが本当に成長できる部分だったなと。何もかもが初めての状態で、大学野球というレベルが高いなか、2カ月、3カ月調子を維持する大切さ、コンディショニングなど、プレーに影響する部分をどれだけ大切にできるかというところが大きく変わったと思います。精神的な部分では、僕がキャプテンになった時に、改めて自分がチームを引っ張っていくんだという自覚と責任が芽生えたので、精神的に成長できたと感じます。

 

森下直隆