春季リーグ戦開幕 初カード落とすも復調の兆し

東大戦3本塁打とチームを引っ張る山﨑錬主将

新シーズンの開幕戦となった法大1回戦は、両チームの投手陣が踏ん張り、規定により1―1の引き分けに終わった。

開幕戦の先発を託されたのは左のエース竹内大(環4)。2回に1点を失ったものの、その後は持ち味の粘りの投球で法大打線をかわしていく。援護が少ない中、8回を105球、被安打8、5奪三振、1失点の堂々たる投球を見せた。

奮闘するエースを援護したい打線は1点を追う5回、二死から連打でチャンスを作る。ここで2番福富(商4)が左前適時打を放ち、同点に追いつく。この試合最大のチャンスは9回裏。阿加多(法4)の二塁打から敬遠2つで一死満塁の一打サヨナラの場面。しかし、期待された2番福富、主将の3番山﨑錬(商4)が連続三振に倒れ試合を決めることができない。

延長10回のマウンドには怪我から復帰の右のエース福谷(理4)が上がり、一回を危なげなく無失点に抑える。その裏の攻撃では高校通算76本塁打を放った谷田(商1)が初打席に立つも三振。今季の大会規定により延長10回、1―1のスコアで試合が終わった。
法大第2戦 追加点奪えず逆転負け初戦を引き分け、迎えた法大第2戦は、先制点を奪うも中盤で法大に逆転を許し、3―5で敗れた。

初回、先頭打者の辰巳(文4)が二塁打で出塁すると、福富(商4)が手堅くバントで送り、3番山﨑錬(商4)。ショートの横を抜ける適時打で鮮やかに先制。なおもランナー一人をおいて4番藤本(環2)の飛球はそのままレフトのポール際をかすめる2ランホームラン。一気に3点を奪う。

先発は大学初先発の竹林(商3)。要所をしめる投球で3回まで法大打線を抑えていたが、4回裏二死から2連打で2点を奪われる。5回からマウンドに上がった菊池(環3)も2ランを浴びるなど、逆転を許す。

打線も2回以降は沈黙。法大投手陣に散発3安打と完璧に抑えられる。8回にはダメ押しのソロホームランを浴び試合終了。初回の流れをつかみきれず、手痛い一敗を喫した。

法大第3戦 打線振るわずカード落とす法大第3戦は、法大先発石田を前に打線が振るわず、1―3で敗れた。今季最初のカードで勝ち点を落とし、幸先の悪いスタートとなった。

先発・竹内大(環4)は2回まで安打を許さない完璧な立ち上がり。試合が動いたのは3回表。先頭打者に三塁打を許すと、続く打者を歩かせ無死一、三塁のピンチ。最少失点覚悟の中間守備をとったが、ここでまさかのパスボール。先制を許した竹内大は、後続にタイムリーを浴び、2点を失う。その後も踏ん張りきれず、7回表二死から連続安打で追加点を許し降板。

一方の打線は、法大石田のストレートを捉えることができず、6回まで無得点。得点は7回裏無死一、二塁から代打・横尾(総1)のタイムリーで1点を得たが、後続が続かず。結局慶大打線は石田のストレートを攻略することができず試合終了。 山﨑錬(商4)は「もう負けられない。強いチームを作り直してくる」と悔しげに振り返った。

明大第1戦 辰巳の一打で接戦制す法大との開幕カードに敗れ迎えた明大第1戦、昨秋の優勝校を相手に、慶大は2―1で今季初勝利を手にした。

試合が動いたのは2回。阿加多(法4)の出塁をきっかけに、明大の2度のエラーに乗じて、1点を先制する。その後同点とされたが、7回、辰巳(文4)が勝ち越しのソロホームランを放つ。

投手陣は先発の竹内大(環4)が6回まで1失点の好投。7回、ランナーを三塁に抱えて登板した福谷(理4)は、この回を打たせて取るピッチングで乗り切ると、その後も安定した投球でリードを守り切った。

慶大2点に絡む打撃で活躍した辰巳は「(自身のエラーが同点のきっかけを作ってしまうなど)いろいろあったが勝ててよかった。この勢いに乗り、春シーズン優勝を目指したい」と笑顔を見せた。

明大第2戦 終盤に猛攻 新人が決勝打 明大第2戦はルーキー横尾(総1)の逆転打で勢いづいた慶大が終盤大量点をあげ、8―2で勝利した。明大から連勝で勝ち点を奪った。 慶大先発は前日と同じく竹内大(環4)。連投の疲れも残る中、3回まで得点を与えない。しかし4回、二死から石川にソロホームランを浴びてしまう。一方打線は明大先発関谷の前に5回8三振と、反撃の糸口がつかめない。

6回表、慶大は横尾のエラーから一死二塁のピンチ。ここでタイムリー二塁打を浴び1点を失う。続く山崎にも安打を許した竹内大はここで降板。代わった菊池は一死満塁のピンチをつくるも後続を断ち切り、この回を最少失点でのりきる。

続く6回裏、慶大は相手のミスなどで無死満塁の大チャンスをつくり横尾。6回表のミスを取り返す一打はレフトの頭上を越える走者一掃の三塁打。一気に逆転した慶大の勢いは収まらず、8回には打者一巡の猛攻を見せ5点をあげる。 最後は福谷(理4)が3人できっちりと締め試合終了。明大に連勝した慶大は今季初の勝ち点をあげた。

東大第1戦 打線爆発 山崎錬2HR 慶大は東大第1戦を9―1で制した。

先発の竹内大(環4)は1回、味方のお見合いやパスボールで1点を先制される。しかし追加点を許さず、6回まで1失点で切り抜けた。

打線は1点を先制された2回、打者一巡の猛攻を見せ、この回7得点を奪う。7回には、山崎錬(商4)が2度目のホームランで2点を追加し、東大を突き放した。慶大はその後、仲井(文4)、只野(商4)、福谷(理4)の継投リレーで反撃を許さず、リードを守り切った。

2本塁打の山崎錬は「初回は明大戦で出せた根気を出せなかったが、喝を入れ直し2回に臨んだ。もう1度気を引き締めて1球の重みを感じながら試合に取り組みたい」と語った。

東大第2戦 勢いとまらず14安打の猛攻東大第2戦は谷田(商1)の本塁打や、山﨑錬(商4)の二試合連続本塁打などで慶大打線が爆発し、投打も噛み合い11―2で勝利した。二戦連続の快勝で東大から勝ち点を挙げた。

前日の第1戦を快勝した打線の勢いはこの日も止まらない。初回、先頭打者の辰巳(文4)からの三者連続安打に始まり、相手のミスにも乗じて3点を先制する。

先発の竹林(商3)の好投に応える形で4回にも2点を加えて迎えた5回。ルーキー谷田がライトスタンドにリーグ戦初本塁打を叩き込む。

6回以降も、この日4番に入った主将山﨑錬がバックスクリーンへ飛び込む二点本塁打を放つなど、14安打の猛攻で11―2の大勝。東大に連勝し、慶大はリーグ戦の勝ち点を2とした。


PICK UP:

  1. 命削って貫いてみせる 青函トンネル、13日に開業30周年
  2. 日本の風薫る街 地震が襲った台湾・花蓮県に行く
  3. 《受験生応援特集》英語講師・関正生先生に聞く 塾生の英語との向き合い方とは