《日吉研究所 FILE No.2》武蔵小杉・元住吉編

日吉研究所|FILE NO.2

駅周辺にショッピングセンターとタワーマンションが並ぶ武蔵小杉。東京や横浜、川崎にも行きやすいという利便性もあり、「住みたい街」としても常に上位にランクインしていることで有名だ。日吉駅から電車で3分という近さから、平日休日問わず多くの塾生が訪れている。

今回はそんな武蔵小杉周辺に存在し、塾生が空きコマや息抜きに気軽に行くことができるようなカフェに足を運び、取材を行った。

東京五輪の頃に建てられた古民家でランチを――64Cafe+Ranai

まずは、数多くのタワーマンションが立ち並ぶ武蔵小杉駅から歩いて5分。駅前の賑やかな雰囲気とは違い、落ち着いた雰囲気の住宅街のなかに溶け込むのは、64Cafe+Ranai(64カフェ+ラナイ)を訪れた。このカフェは、1964年に建てられた古民家をリノベーションして、2004年にオープンしたそう。昭和の雰囲気漂う外観で、一番初めに目につくのは、建物と混ざり合うかのように植えられている、大きな木。もとからこうだったのか、はたまたリノベーション時にこのようにしたのかは不明だが、古民家というシチュエーションも相まって、まるで都会の中とは思えない雰囲気を感じた。

1964年に建てられた古民家をリノベーションした「64Cafe+Ranai」

私たちがお店を訪ねたのは、開店時間の午前11時30分のこと。テラス席も含めて、席は30人分ほど。店内には雑誌や文庫本なども置いてあり、ゆっくりと時間を過ごすのにぴったりな落ち着いた雰囲気だ。天井のシーリングファンとシャンデリアが、まるで避暑地に来たかのような気分にさせる。オレンジ色のライトも、よい雰囲気作りに一役買っている。

様々なメニューがあり、ランチやスイーツが楽しめる。ランチセット(1000円)は、タコライスと今日のごはんの2種類があり(※取材日時点)、プラス150円でどんなドリンクにも変更することが出来る。取材日の今日のごはんは、酢鳥丼だった。肉だけでなく野菜もしっかり盛られていて具沢山。スープもついて、お得感のあるセットだ。

野菜盛りだくさんの「酢鳥丼」

スイーツは、クラシックショコラ、ベイクドチーズケーキ等、6種類から選べる。今回筆者は、気まぐれタルトを頼んだ。具材は日によって違うらしい。この日はチョコクリームがのったオレンジタルト。ナパージュがかかって、まるで宝石のようにキラキラしている。オレンジの酸味とチョコクリームの甘さがマッチ。そのうえ、スポンジ生地であるため、食べ応えもある。他のタルトも是非食べてみたいと思った。

オレンジタルト

昭和の香りがあふれ、緑の豊かさが味わえる古民家カフェ、64Cafe+Ranai。ぜひ、空きコマなどに訪れてみてはどうだろうか。

お客さんとの温かい交流が感じられるカフェ――Orangeblue

次に、少し電車を使って、武蔵小杉駅から東横線または目黒線で1駅の元住吉駅へ。多くの塾生が新歓の時期に訪れたであろう、日吉駅のお隣の駅である。次に私たちが向かったのは、そんな元住吉の隠れ家的カフェ「Orangeblue」だ。

Orangeblue

駅から歩くこと約5分。私たちは「Orangeblue」に到着した。店外にメニューがないため、ぱっと見ただけではどんなお店なのか判別しづらいが、看板の「welcome」の文字に励まされつつ扉をくぐった。

店内は、こぢんまりとして落ち着いた雰囲気で、ひときわ目を引いたのは本棚にぎっしりと並べられた本だった。驚く私たちに、オーナーであるヒロさんは「この本は全部、お店のお客さんから寄贈してもらったんです」と語る。聞いてみると、店内の他の装飾――川崎フロンターレのユニフォーム、マグカップなど――のほとんどもお客さんから贈られたものであるという。ヒロさんとお客さんとのあたたかい交流が垣間見える、素敵な装飾であった。

店内に飾ってある川崎フロンターレのユニフォームは、お客さんからの貰いもの

店名の「Orangeblue」は、太陽のオレンジと海のブルーが混ざり合う情景から着想を得た。2つの色が混ざり合い、そこから全く新しいものが生まれていくイメージから、この店を何か新しいものが生まれる場所、また、何かを始めようとする人を応援できる場所にしたいという思いをこめて名付けた。

私たちが注文したのは、台湾茶にルイボスティー、レモンスカッシュ、小倉あんトースト、フレンチトースト、ハニーチーズトーストである。メニューには載っていないが、カレーライスも頼めるようだ。

チーズが固まらないうちに、とハニーチーズトーストを頂く。口に入れた瞬間、はちみつの濃厚な香りとチーズのやわらかい食感が口いっぱいに広がった。チーズもはちみつも、互いにケンカすることなくそれぞれの良さを引き立てあう。さらに、ヒロさんが耳のおいしさに惚れ込んだというパンは贅沢な厚切りで(思わずパンの厚さを測ろうとしたメンバーもいたほど)、幸せ感が倍増する。あっという間に完食してしまった。

厚切りが自慢の「ハニーチーズトースト」

お店の営業時間は不定期なので、来店する際は事前にお店のtwitter(@cafe_OrangeBlue)で開店情報をチェックすることをおすすめする。授業の合間にほっと一息つきたい時など、ぜひ訪れてみてはどうだろうか。


生活していると、人混みやビル群など、都会の喧噪にうんざりしてしまうこともある。そんな時、今回紹介した二つのカフェに足を運んでみるのはいかがだろう。どこか懐かしく優しい雰囲気の店内で、ほっと一息ついたり、美味しい食事でおなかを満たしたりすることが、あなたを癒し、活力を生み出すかもしれない。


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