慶應塾生新聞会 三田オフィス
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【記者の眼・野球】冬を越え、新戦力に期待

春季4位、秋季2位で昨年のシーズンを終えた慶大。春はエース加藤拓(政4)頼みの苦しい戦いを強いられた。それを象徴したのが4試合に及んだ明大戦だろう。初戦、エース加藤が8回まで明大打線を封じるも9回に牽制悪送球なども絡み同点に追いつかれ引き分けに持ち込まれると、加藤が登板しない2試合で計28失点と2番手に安定感を欠いた。

しかし秋季では小原大(環4)、菊地(政2)を中心に好投を見せた。特に法大第1戦エース加藤の試合をサヨナラ負けで落とし嫌な流れの中で迎えた第2戦の小原大、髙橋佑(環1)、菊地の好投はチームに勢いを与えた。法大第2戦からは5連勝、早慶戦でも5季ぶりの勝ち点を獲得するなど、終わってみれば山本泰、横尾、谷田といったタレント揃いの前年度を上回る2位でシーズンを終えた。

来季に向けてのスタートとなる秋季新人戦では、決勝でリーグ戦とほぼ変わらないメンバーを揃えてきた法大に投打にわたり圧倒されたが、2位と健闘を見せた。

また、塾高野球部が夏季の神奈川県大会で準優勝したことは来季に向けて吉報となった。準優勝を経験した選手が慶大に入学予定だ。昨年は柳町(商1)、郡司(環1)など1年生がレギュラーを勝ち取っただけに大久保監督の新1年生への期待は高まっていることだろう。

もちろん1年生を待っているだけでは優勝は程遠い。エース加籐が抜けた穴を埋めるためにも、秋季に安定した投球を見せた菊地のエースのような活躍や、登板機会に恵まれなかった亀井(政3)など新4年生の奮起に期待だ。この冬を越え来春は新主将・照屋(商3)を中心とした慶大野球部が6季ぶりの優勝を達成する瞬間を期待してやまない。
(香西朋貴)