1月2・3日、第82回東京箱根間往復大学駅伝競走が開催された。慶大競走部の亀田健一(理4)は2年連続で関東学連選抜選手として出場し、10区を走った。優勝は、9区で4連覇中の駒沢大を逆転した、亜細亜大学。

 亀田は前年も箱根を選抜選手として走ったが、直前に発熱のアクシデントもあり区間18位に終わっていた。だが、今回は違った走りを見せた。鶴見中継所で20チーム中19番目に襷を受け取ると、「とにかく前を走る選手を抜く事だけを考えて走った」。結果、今回も体調が万全でない中、明大を抜き去り 18番目にゴール、区間13位と健闘した。本人も「今の状態で100%の力が出せた」と満足げだった。

 「今日の自分の走りを見て、箱根駅伝は手が届くものだと感じて欲しい。自分達が果たせなかった、チームでの箱根駅伝出場を達成してもらいたいと思う」。

 大学生活最後の走りを終え、最後は後輩たちに期待を寄せていた。