今の大学生活に満足していますか? ~転部・編入制度を紹介

 誰もが他大学や他学部に憧れを持ったことがあるだろう。それに反して、転部・編入に関しての知識を持つ人はどのくらいいるだろうか。

 転部・編入の一般情報に関しては、慶應のHPから「塾内進学・編入」に行くと試験科目や出願期間や資格などの基本的な情報が記載されている。また、各キャンパスのメディアセンターには、過去問を見ることができる。とはいえ、編入・転部に関しての情報は思ったよりも少ない。

 今年、転部・編入に成功した2人に、転部と編入に関する話を伺った。文学部から法学部政治学科に転部した岡見浩史さんと、青山学院大学理工学部物理数理学科から慶大の理工学科機械工学科に編入した阿美祥道さんである。

 転部・編入の一次試験の特別な対策を彼らは行っていない。試験科目に関連した講義を履修し、希望する学部の友人にテキストを借り勉強したという。また、大手予備校には転部・編入の対策を行うコースがあるので参考にしてほしい。

 面接の内容としては、志望動機や転部・編入した後に何がしたいのか、現在所属している学部ではなぜその勉強や研究ができないのかなど、学問的な質問を主に聞かれる。法学部に関しては、受験者1人当たり、試験官2人がつくという。

 今後、転部・編入を試みる人に、岡見さんは「本来、政治学科の1年生が受けているべき必修科目を履修していないのでかなり厳しい時間割となる。明確な目的を持って転部を考えてほしい」と語る。阿美さんは、「何が自分にとって人生を大きく変えるかは時間が経たないとわからない。それ故、何事も挑戦あるのみだ。最後の最後まであきらめないことが大事だ」とアドバイスした。

 一度きりの大学生活。だからこそ、転部・編入への憧れという半端な気持ちで留まらず、現状の学部や大学生活を真剣に見つめてほしい。

(舟橋美奈子)