慶應塾生新聞会 三田オフィス

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塾生が発信する”メンタルヘルスのこと”

「身体的健康=精神的健康」と「正しい理解」を目指して

--最後に、このプロジェクトにかける思いを聞かせてください。

山西精神疾患は目に見えないので、自分の心や身体に起こっていることが把握できません。例えば鬱になった場合、鬱になったのは自分のせいじゃないかと、自責の念にかられてしまう人も多いと思います。ですが私は、ガンなどの身体的な疾患と、精神的な疾患の扱いは同じであるべきだと考えています。だから、研究成果や知識の普及を通して、身体的健康と精神的健康が、完全に平等なものになってほしいんです。

杉山:精神疾患や発達障害は、理解できない、怖いものじゃないということを伝えていきたいです。たぶん、人間は自分がよく分からないものが怖いと思うので、こうした話題について学習する場を提供したり、研究成果や知識の普及を進めたりすることで、「精神疾患・発達障害=怖いもの・攻撃的なもの」というような先入観や偏見が無くなればいいなと考えています。

山西精神疾患は、身体的な症状が出てからだと治療が難しいのが現実です。全ての人が心身を健康な状態に保つセルフメンテナンスをしっかり行って、予防してもらうことが重要になってきます。先天的な疾患を除き、服薬に頼ったところで、それは治っているのではなくて、一時的に症状を緩和しているに過ぎません。特効薬は存在しないことへの理解も広めたいです。

杉山精神疾患や発達障害に対する理解を広めるためには、あまり興味がないという人々にどれだけ理解してもらえるかが重要だと思っています。私たちの活動を通して、ちょっとでも精神疾患や発達障害について興味を抱き、そうした話題を家族や友人に話してみるだけでも、大きな一歩になると思います。このNeBAプロジェクトが、周りの人たちと精神疾患や発達障害について話すきっかけになればと願っています。

 

最初は山西さんが1人で始めたプロジェクト。そこに杉山さんが加わり、中心メンバーは2人に。そして今では、活動に参加する人も増えているという。2人は「精神疾患などに興味がある方、一緒に活動したいと思った方、ぜひ声をかけてください!」と、共に活動してくれる仲間も募集している。

彼女たちの強い思いから生まれたNeBAプロジェクトは、始まったばかりだ。

 

 

[関連リンク] 山西さんが高校時代に受けたインタビューはこちら

 

(小山田佑平)