慶應俳壇の記事一覧
【慶應俳壇】第4回 ~鬼蜘蛛の尻の上下や獲物吸ふ~
本井英 選
鬼蜘蛛の尻の上下や獲物吸ふ
理3 稲垣秀俊
季題は「蜘蛛」。「鬼蜘蛛」は一メートルにも達する網をはる。その「鬼蜘蛛」が獲物を捕らえた折の様子。「尻の上下」、「吸ふ」にリアリティーがある。
【慶應俳壇】 3回~戸を開けて耳の涼しくなりにけり~
本井英 選
戸を開けて耳の涼しくなりにけり
文1 沼あゆみ
季題は「涼し」。「涼し」という言葉は王朝の文学以来、常に理想に近い心地よさを表している。ある朝、作者は雨戸
【慶應俳壇】 第2回~白蟻を蟻が引き摺るリノリウム ~
本井英 選
青梅を放て青梅固きうち
法1 野口ま綾
季題は「青梅」。「実梅」とも言う。青く太ったところを叩き落として「梅酒」に漬け、やや熟れたものを「梅干」にする。この梅が黄熟するころの長雨が「梅 雨」で
慶應俳壇 第1回~中空に 陣取つてをり 熊ん蜂~
本井英 選
中空に 陣取つてをり 熊ん蜂
理3 稲垣秀俊
季題は「熊蜂」。春の季題です。夏にも秋にも「蜂」は見かけますが、春、我々の目に触れ始めた頃が一番印象的だからでしょう。「熊蜂」はずんぐりとした体
「慶應俳壇」連載企画始まる
明治23年(1892)、陸羯南により創刊された新聞『日本』の文芸欄に正岡子規が俳句を投稿した。これが新聞と俳句の初めての出会いだ。
慶應塾生新聞では、来月、5月号より「慶應俳壇」を連載していく予定だ。その主な目的は


