第81回早慶レガッタ対抗戦が先月15日、開催された。昨年度は、東日本大震災の影響により戸田川での開催となったが、今年度は従来通り隅田川での開催となった。慶大は、花形種目の対校エイト(9人乗り、3000㍍)で3年ぶりの勝利を収めた。

慶大はスタートダッシュに成功する。主将の荻野(政4)は「様々なレース展開を予想してはいたが、今回の展開は想像していなかった」と話した。 早大も声を上げてボートを進めるが、徐々にリードを広げてゆく。レース中盤に差し掛かっても、慶大はペースを崩さない。吾妻橋を通過し、残り1000㍍となった時点で、早大に12秒差のリード。

慶大は、このままゴール地点である桜橋を11分28秒17というタイムで通過。4艇身差をつけ、3年ぶりの対校エイト優勝を手にした。

試合後のインタビューで荻野は、「序盤は川が荒れていたので無理に漕ごうとせず、上手く自分たちの流れを作ることに集中した。全員のレースに対する集中力が良い結果につながった」とレースを振り返った。