第82回関東大学サッカーリーグ戦後期が開幕。前期を首位で終え、1部昇格を狙う慶大は第12節の亜細亜大戦、第13節の朝鮮大戦に勝利し、勝ち点を34に伸ばした。
 
 
亜細亜大戦
攻撃姿勢崩さず 1点差守りきる
【慶大1―0亜細亜大】
 慶大は前期最下位の亜細亜大に対し、前半1分にFKから得た得点を守りきり、1―0で後期開幕戦に勝利した。
 前半1分、MF巻(政4)のFKにMF中町(総3)が合わせ先制。前に出ない亜細亜大に対し、主導権を握りながら追加点を奪えず前半が終了。
 後半、亜細亜大が前に出てくると8分にFW大河(商4)を投入。大河は積極的にシュートを放ち、亜細亜大に傾きかけた流れを止めた。終了間際に攻め込まれたが、得点は許さなかった。
 大河「チャンスはあった。プレー時間に関わらず得点を取らなければ」
 
 
朝鮮大戦
セットプレーで逆転 苦戦も勝ち点3奪う
【慶大2―1朝鮮大】
 前半、慶大は朝鮮大の激しい前線からの守備に苦しみ、なかなかリズムに乗れず、36分にDFの一瞬の隙を突かれ先制点を許してしまう。後半、慶大は開始と同時にМF巻を投入。この采配が吉となる。慶大は後半28分、ゴール前でFKを獲得しキッカーは巻。速いボールが中央に入り、これをフリーとなっていたFW大河がきれいに合わせ同点に追い付く。さらに34分、またも巻からのFKに今度はDF黄(総1)が合わせ逆転弾を叩き込む。そして、試合はこのまま終了、2―1で慶大は逆転勝ちを飾った。試合後、李監督が、「引き分けでもよかった」と語るほど慶大が朝鮮大に苦しめられた試合だったが、劣勢でも跳ね返せる力を証明した一戦だった。