【就職活動特集・上】 株式会社ニトリ 「教育は最大の福利厚生」

―ロマンとビジョン

「欧米並みの住まいの豊かさを、日本の、そして世界の人々へ提供する。」ニトリはこのロマン(志)の実現のために、2032年3000店舗出店というビジョンを持ち、走り続けています。

日本では、カラーやデザイン、形や寸法、不揃いでチグハグな空間の中で人々が生活をしています。それは、手頃な価格で誰もが気軽にコーディネートを楽しめるお店が日本には無いからです。そこでニトリが流通の仕組みを大きく変えています。作る・売る立場ではなく、使う・買う立場で考え、誰もがいつでも気軽に手に取れる価格と方法で商品を提供し続けています。

―ビジネスモデル

ロマンの実現のために、原材料の調達から輸入、製造、販売まで全てを自社で手掛ける「製造物流小売業」という独自のビジネスモデルがあります。そのため業務内容として、全42部署で150を超える職種があり、2―3年毎に部署を移る(ジョブローテーション)ことにより、業務を通じて20年かけて「世界に通用するスペシャリスト」の育成を目指します。

―教育制度

ニトリには「教育は最大の福利厚生」という考え方があり、人材育成に特に力を入れています。社員一人当たりの年間教育費は26万円。一部上場企業ではトップクラスの数値を誇ります。成長を見込める人には、年間200万円を超える投資を行うこともあります。

研修内容としては、アメリカ研修やベトナム研修などの海外研修や社内でのe―ラーニング、社外の通信講座も含めた独自のカリキュラムがあり、大学のように自分で選んで講座を組めるようになっています。

―求める人材

採用にあたって重視するのは「3Cを持つ人材か」ということです。3Cは「Change・Challenge・Competition」を表しています。

「Change(変化)」とは、現状に満足せず常により良いものを求められる人。「Challenge(挑戦)」とは、失敗を恐れず困難に対しても前向きに考え挑戦できる人。「Competition(競争)」とは、他人との競争ではなく自分との競争であり、常に自己成長を考えられる人。そのような方を求めています。

―採用について

昨年度は面接を複数回と、現場の理解を深めていただくために店舗見学を行いました。ニトリの選考で特徴的なのが、選考を通して成長を促すという点です。そのため、面接では良い点だけでなく、改善すべき点も含めてフィードバックを行っています。

―就活生へのアドバイス

大手企業の内定をもらうことがゴール、といったように目先のことだけではなく、ぜひ自分の将来について真剣に考えてほしいと思います。本当のゴールは自分がその企業に就職して、「70歳や80歳になった時にどんな人間でありたいのか」。そんな人間になるための手段として、企業選びをしてほしいですね。

大切なのは「これから」をどうしたいのか。自分自身をよく知り、多くの企業と出会い、それぞれに悔いのない就職活動をやり抜いてください。

聞き手=岡本直人


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