富士宮直送の素材を使う富士宮焼きそば
富士宮直送の素材を使う富士宮焼きそば
 三田祭期間中絶えず人があふれている中庭。その中でひときわ人を集めている模擬店がある。それが慶應静岡県人会の1年生が主催する富士宮焼きそばだ。
 静岡県人会では毎年模擬店を出店しており、これまでもウナギ飯や茶そばなど静岡県の特産物を販売してきた。今回、目を付けたのがB級グルメの人気を決めるB-1グランプリにおいて、2回連続で1位を獲得した富士宮焼きそば。
「B-1グランプリ1位に輝いた富士宮焼きそばは絶対美味しいし、知名度もある、という理由で出品を決めた」と代表の山元富士丸さん(法1)は語る。しかし、富士宮焼きそばを名乗るためには許可が必要だ。そのため県人会のメンバー3人が実際に富士宮へ行き修行を積み、富士宮やきそば学会からの承認を獲得。材料も富士宮から直送のものを使用するという徹底ぶりだ。他の焼きそば団体に比べ、やや高めの1杯400円という価格設定も原価の高さゆえだ。
 当初は売上を4日間で1400杯と見込んでいたものの、1日目で予定の1400杯は完売。材料が直送のため、2日目と3日目の午前は閉店を余儀なくされた。しかし、3日目の午後に材料が届き販売を再開すると、半日だけで500杯を売り上げた。「割高な価格ながら、これだけの個数が売れるのはリピーターのお客さんの多さが理由」だと言う。
 1度食べると2度も3度も食べたくなる味、富士宮やきそば。三田祭に来たら是非味わってみてはいかがだろうか。
(北村成)



『静岡県人会@第一校舎前模擬店』