生の迫力ある歌声を聞こう
生の迫力ある歌声を聞こう
 どこを歩いても人。人。人。三田祭の人の多さに疲れた方はWALKMENのアカペラ喫茶を訪れてみてはどうだろうか。
 院校舎347A教室は、多数のバンドが代わる代わるアカペラを披露するアカペラ喫茶。さまざまな曲が演奏され、老若男女楽しめる。食べ物や飲み物の提供はないが、「メニューは私たちの奏でるハーモニー」とWALKMENの吉田愛美さん(政2)は語る。彼らが歌える曲であればリクエストも可能。取材に行った時間には、バンドの中の一年生が緊張した面持ちだがはっきりとしたメロディを奏でていた。
 三田祭はメンバーそれぞれの個性を生かして一つの場で発表をする絶好の機会。発表の多くの曲は彼らがアレンジを施し、日吉キャンパスでも毎日のように歌声が聞こえる。「人が集まりさえすればいつでも練習できる」ため、メンバーの絆も深い。
 WALKMENは喫茶の他にも大教室、中庭での演奏を行う。三田祭後の活動では12月28日、ラゾーナ川崎での演奏START LINEを予定している。
 この機会に、生の演奏から感じられる迫力を感じてみてほしい。
(木曽美由紀) 



 院校舎の階段を上り3階に着くと、綺麗な音色が聞こえてくる。そこは、アカペラサークルWALKMENが運営する「アカペラ喫茶」だ。アカペラを身近に感じてもらうことを目的として設置され、実際に会場の中に入ると多くの聴衆が音楽を楽しんでいた。   このアカペラ喫茶の魅力を伺うと、元副代表である北川礼史(文4)さんは「三田祭のために結成されたバンドも多く、普段のライブとは違う演奏を楽しむことができる」と語った。コーラス、ボイスパーカッション、ベースボーカルに注目するだけでも違った側面からアカペラと接することができるだろう。実際に生演奏を聞いた本紙記者にとっては、さまざまな音が重なった重層感ある音色を聞くことができ、斬新な経験となった。
中庭では活気ある声が飛び交っているが、少し休みたい、心を落ち着かせたい、こんなときに「アカペラ喫茶」を訪れてみてはいかがだろうか。きっと、安らぎを得ることができるだろう。
(加藤克幸)



『アカペラ喫茶@院校舎437A』