「朝活.jp」代表粟飯原理咲氏 公式HPはhttp://www.asajikan.jp/
「朝活.jp」代表粟飯原理咲氏 公式HPはhttp://www.asajikan.jp/

2カ月以上ある大学生の長い夏休み。秋学期が始まっても休みのモードから抜けられず、朝起きることがつらい学生も多いのではないだろうか。

今回は、そんなつらい朝を楽しむコツを紹介したい。朝の時間を活用する、いわゆる「朝活」である。つらい朝を「ちょっと楽しく」する数多くのヒントを紹介するサイト「朝時間,jp」代表の粟飯原理咲氏に「学生の朝時間」についてお話を伺った。

不規則になりやすい学生生活。しかし「急に完璧な朝型になろうとしなくていい」と粟飯原氏は話す。「朝ちょっと自分のための時間を作るだけで、良いことは多くなる。週5日のうち4日は友達と遊んで夜更かし、でも1日だけ、ちょっと早く起きて散歩してみたりするだけで新鮮な気持ちになり、毎日がかなり変わると思います」

また、朝活を共有する仲間を作ること。それが朝活の楽しみを増やして、長く続けられるコツだという。朝時間,jp では「ひとこと朝宣言」という、朝に決意を宣言できるツールがある。Twitterと連動しているため、他の人の宣言を励みにすることもできるそうだ。

さらに「365日の朝のコトバ」というページでは「1日ごとに毎日をカラフルにしてくれる一文」を掲載。この一文を書いているのは、慶大からインターンに来ている学生だという。近しい立場の人が書く、朝を彩る言葉にも刺激を受けられそうだ。

一方で「比較的、朝の時間を自由に使える学生さんならではの朝時間も味わってほしい」とも粟飯原氏は語る。

「例えば早起きして朝の築地市場や神社に友達と行ってみることは、社会人になったらなかなか味わえない朝」と話す。普段の時間帯での生活では触れ合わない人との出会いも期待できそうだ。

粟飯原氏によると長い通学時間も、朝活に充てられる時間の一つだという。「電車に乗るときにテーマを決めて乗るのもオススメ。『今日は赤』というふうに赤に注目するように意識したり『子供』に注目して車中を観察したり。毎日テーマを変えて乗るだけで、同じ時間帯の電車でも色々な発見があって面白いと思います」とアドバイスする。

あくまで「自分のできる範囲で」朝の時間を楽しむことが大事だ。「つらくなったら楽しくない」。一人ひとり、自分に合う朝の過ごし方は違うだろう。新学期、自分らしい朝を楽しむ方法を探し、朝の時間を楽しんでみよう。

(梅山紗季)