慶應義塾大学ビジネススクール(以下KBS)は4月14日、マネジメント教育に関する国際認証EQUISを国内で初めて取得した。

EQUISは、ベルギーに本部を置く国際的第三者評価機関であるEFMDが、マネジメント教育機関全体を評価するもので、これまでヨーロッパを中心に36カ国128校のビジネススクールがその認証を受けている。

KBSは2000年に米国の評価機関であるAACSBからの認証を受けており、これまで3度にわたってそれを更新している。今回、欧州の評価機関からの認証も受けたことで、KBSの教育が国際的に広く認められたことになる。

KBS校長の河野宏和教授は今回の国際認証取得について「EQUISを取得することが目標ではなく、それをどのように生かしていくかが重要。具体的には交換留学、共同研究などを通して今後もグローバルな人材育成に励みたい」と述べている。

KBSは1978年に日本初の2年制MBA(大学院修士課程)コースとして設立されたビジネススクール。

マーケティング、会計、財務、組織、生産管理、戦略など、経営に必要な知識を幅広く身に付けた上で、これからの時代を先導していく使命感をもったビジネスリーダーの輩出を教育目標としている。