4月23日、東京ディズニーシー(R)で慶應義塾創立150年記念イベント「塾生集合!!社中の絆in東京ディズニーシー(R)」が開催された。23日は開校記念日にあたり、会場に塾生を中心とした義塾社中約2万1000名が一堂に集結。午後7時から始まったメディテレーニアンハーバーでのスペシャルセレモニーでは、塾生や塾員の代表者が船に乗って湾内を巡り、祝福のムードを盛り上げ、ハーバー全体が一体化し、熱気に包まれた。

(菅野香保里)

午後7時、メディテレーニアンハーバーを2万1000名以上の社中が取り囲む。ファンファーレをきっかけにして、上空がサーチライトで彩られる中、湾内の中央に司会を務める塾員の内田恭子フリーアナウンサーと安西祐一郎塾長が船に乗って登場。ディズニーのキャラクターであるミッキーマウスとミニーマウスも2隻のジェットスキーで登場し、創立150年を祝った。ショーには、慶應義塾の代表として、塾員、大学生、幼稚舎の代表が船に乗ってハーバーを巡り、社中の熱気を盛り上げた。また、ハーバーの周りに集まった人々が、ペンライトを振ってショーに参加。光のウェーブを作って、社中の結束力を深めたところで、スペシャルセレモニーのためにアレンジされた慶應義塾の応援歌「若き血」を社中全員で熱唱。慶應義塾創立150年へのそれぞれの想いを胸に抱きながら、パイロ(ショー用の花火)を合図に締めくくられた。約22分にわたるセレモニーであった。

セレモニー後、会場にいた男性(1968年慶應義塾大学卒)は、「在学中は、野球部に所属していたのだが、久しぶりに若き血を歌えて良かった」と、在学時代を懐かしみながら、笑顔で話していた。在学時代からの付き合いで夫婦で来園していた2人(1963年商学部・文学部卒)は「初めて来園した。このようなイベントは画期的だ」という意見もあった。また、スペシャルセレモニーに船に乗って参加した幼稚舎4年の女子児童4人に感想を求めたところ、「楽しかった」と興奮冷めやらない様子で話し、「アトラクションでは、インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮と海底2万マイルが楽しかった」と思い出に残る一日を満喫したようだった。

当日は、東京ディズニーシー(R)の通常営業日で、一般の人も来園。専用パスポートを持っている人のみ14時から入園が可能で、一般の人の閉園時間の18時30分以降も園内のイベントに参加できるようになっていた。天候にも恵まれ、14時から多くの学生が会場に駆けつけ、ディズニーキャラクターの耳を模したカチューシャなどをつけて楽しむ姿が見られた。