「五月雨をあつめてはやし最上川」この句を詠んだ松尾芭蕉は梅雨を類いまれな感性で表現している。
今も昔も変わらず雨がよく降るこの季節。今月のアイドルは環境情報学部4年の松本阿里香さんだ。
「大好きな日本を世界に紹介したいです」そう笑いながら話す彼女は、藤沢市の観光親善大使を務めている。
大学でも日本語を世界に発信するゼミに所属。教授が米国に戻った今でも、ゼミ生だけで活動しているそうだ。
2年生の時には、一人で世界一周をした。原住民と一緒にアマゾンで生活をしたり、イエメンでアラブの慣習を体験したりと、類いまれな国際経験を積んできた。
大学では、慶早戦支援委員会に所属しており、慶早戦の日には50分程しか寝れなかったことが、大学生活で一番辛い思い出だという。
先月、慶大が悲願の優勝。これから社会で活躍していく彼女へ、野球の神様からの餞別だったのかもしれない。
(まつだいら)