1月3日・vs三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ 90-112 ●

大会3日目。この日から、JBLが参戦した。2日目に社会人チームを倒した大学上位5位までのチーム(日大、慶大、青山学院大、東海大、天理大)が、JBLに立ち向かかった。結果は、大学はJBLに打ち勝つことはできなかった。慶大も20点差をつけられ完敗した。

JBLを撃破できず、シーズン終える
最後まで諦めず、果敢にシュートを決めた、主将・♯4田上。
最後まで諦めず、果敢にシュートを決めた、主将・♯4田上。

JBL撃破―今年のチームが最初に掲げた目標だ。しかし、JBLという壁を打ち壊すことが出来なかった。相手は、昨年の全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)でも屈した三菱電機。勝敗を左右したのは3Q、後半の入りだ。前半では確実なシュートタッチで点数を稼いで49-55と6点差に抑えた。だが、3Qでは三菱電機に37点を許し、オフェンスの勢いも衰え、一気に28点差と開いた。
昨年の三菱戦での敗因であった3Qでの失速について、「去年も(敗因が3Qにあって)3Qからっていう話をメンバーでしていて、注意して、共通意識をもって臨んだんですけど、やっぱり向こうの集中力とか、外国人のゴール下だったりとかにやられてしまいました」と、♯4田上(筑紫丘・4年)は話した。
最終的に90-112と勝利はできなかったが、4Qに立て直し、22点差まで縮めた。「オフェンス面で通用したことが多いと思いますね。身体能力の面以外では負けてないなと思いました」と、素早い3ポイントシュートで、この日31得点を決めた♯5小林(福大大濠・4年)は話した。
4Q残り3分半のところで連続得点を決めるなど、最後まで粘り強く攻め込んだ♯4田上と、積極的にシュートを打った♯5小林の2人の4年生の活躍もあったが、JBL撃破を達成することはできず、慶大の2009年度は終わりを迎えた。
文 阪本梨紗子
写真 湯浅寛、劉広耀
取材 阪本梨紗子、湯浅寛、劉広耀

<本日の写真>

積極的なシュートでチームに勢いをつけた♯5小林。
積極的なシュートでチームに勢いをつけた♯5小林。
前半に3ファウルを食らうも、高さを活かしたプレイが見られた♯7岩下。
前半に3ファウルを食らうも、高さを活かしたプレイが見られた♯7岩下。
リーグ戦から��角を見せ始めた♯13家治。来年度の活躍も期待したい。
リーグ戦から頭角を見せ始めた♯13家治。来年度の活躍も期待したい。