速水融慶大名誉教授が2009年度の文化勲章を受章した。同氏は経済学部を卒業後、1953年に同学部副手に就任して以来、日本経済史、近世日本経済史等の専門課程を担当する傍らヨーロッパに留学、歴史人口学を研究することで近世日本の資料(「宗門改帳」を中心とした)に適用し、日本における歴史人口学を確立した。
塾内では経済学部長、大学院経済学研究科委員長などを歴任し、1992年大学名誉教授に就任。塾外では麗澤大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授等を務めている。
1994年紫許綬褒賞、1995年日本学士院賞、2000年文化功労者、2002年勲二等旭日重光賞を受賞。