学園祭といえば何を思い浮かべるだろうか。喫茶店、ステージ、研究発表などさまざまな見所があるが、まずは何といっても屋台だろう。
 正門から坂を上り、まず目に入る屋台群の一番手前に、「焼き・UDON」はある。商学部・遠藤正寛ゼミ有志によるもので、今回、中庭模擬店の赤ブロックで見事トップを勝ち取った実力派である。

 模擬店といえば、焼きそばやクレープなどがオーソドックスであるが、なぜ焼きうどんというメニューを選んだのか。代表の伊藤貴博さん(商4)は、「作っている雰囲気や匂いを直に伝えられるから」と話す。
 「儲けよりも、仲間で楽しむ」。その言葉通り、和気藹々としたチームワークの下、目の前で焼きうどんが手早く調理される。バニラやソースとはまた違った、醤油の香ばしい香りが、これからも三田祭へ向かう多くのお客さんの足を止めることだろう。

 

『焼き・UDON/ヴァンフォーレ甲府をJ1に上げる会@中庭模擬店諭吉坂付近』                      

                                                                                                               (橋爪奈津実)