騒がしい三田祭の一角に、静かなお茶の席が設けられた。慶應茶道会の主催する三田祭茶会だ。
 三田祭茶会では1、2年生、特に2年生が中心となってお茶を点てている。慶應茶道会には6つの流派の学生が所属し、いつもはそれぞれの流派で稽古をしている。三田祭茶会では全員が集い、お茶を点てている。 お茶会はお菓子1つとお茶1杯で500円。出される茶碗には慶應のペンマークが付いている。お茶会はお客が溜まり次第開かれるそうだ。 
 何か伝えたいことはあるかという問いに対し、代表の須田瑛生さん(経2)は「たかだかお茶を出すことかもしれない。だが、簡単なことに心を込めることが難しい」と語った。遊び疲れて一休みしたい時、心のこもったお茶で一服するのはいかがだろうか。

 

『三田祭茶会/慶應茶道会@第一校舎123教室』
                                                    (大竹純平)