慶大一般入試 解答例公表 経済学部は来年度からを予定

理工学部の入試の様子(記者撮影)

2019年度一般入試が2月10日(薬学部)から3月1日(医学部第2次試験)の計12日間にわたって実施され、2月17日より各学部の合格発表が行われた。
今年度より慶大でも、経済学部以外の全ての学部が解答例・出題意図を公表した。経済学部については、2020年度より解答例を公表する予定だという。

 

今年度入試の概要

今年度の入試・合格発表は例年と同様の日程で行われ、合格者数の合計は8113人となった。補欠者数は2343人となり、ここから入学を許可された人数を含めて、最終的な入学許可者数となる。

また、2月17日に行われた総合政策学部の入試では、第1時限試験中に自動火災報知設備が鳴動した。慶大は、受験生の安全確保を最優先とし直ちに安全確認を行うとともに、当該試験を全試験教室において中断した。誤作動であることを確認した後、試験を再開。さまざまな状況を勘案して、試験時間を20分延長する対応をとった。慶大は、今回の試験中断による影響はみられないとの判断を発表した。

 

解答例の公表について

慶大は今年度より、一般入試の解答例・問題の出題意図を初めて公表した。これについて慶大入学センターの担当者は、「文部科学省の『平成31年度大学入学者選抜実施要項について(通知)』に基づき、解答例を公表した」と説明する。

今年度、唯一解答例を公表しなかった経済学部は、来年度より公表する予定だという。また、解答例公表に関して外部から特に大きな反応はなかったとした。

 

解答例公表の背景には

今年度、慶大に限らず多くの大学が一般入試の解答例を公表するに至ったのは、文科省が作成する大学入学者選抜実施要項において、出題ミスや合否判定に関わる部分が加筆されたことによる。

前年度までは解答例・出題意図の公開を努力義務として示していたのに対し、今年度より入試問題の解答例を原則として公表するよう、要項に規定された。公表の目的は、「受験者や次年度以降の入学志願者が学習上参考にできるようにするため」としている。
これによって多くの大学が解答例を公表し、昨年2月時点で非公表の方針を示していた東京大学も、今月7日に解答例・出題意図の公表を発表した。

出題ミス防止への具体策に関しても、前述の文科省の大学入学者選抜実施要項に大幅加筆された。学長のリーダーシップの下、ガバナンス体制やチェック体制の強化を規定している。昨年さまざまな大学で相次いで発覚した大学入試の出題ミス・追加合格の件を踏まえ、文科省が再発防止を大学に求めた形だ。


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