《日吉研究所 FILE No.3》 自由が丘編

日吉駅から東横線で1本、その上10分ほどというアクセスで慶應生にもお馴染みの町自由が丘。そのおしゃれな街並みと多くのカフェが集まることから絶大な人気を誇り、町のいたるところに「インスタ映え」が存在する。今回そんな自由が丘で2件の「インスタ映え」スポットを訪れた。

 

THE ESSENCE

自由が丘駅正面口を出て右に曲がり、5分ほど歩いたところに「THE ESSENCE(ジ・エッセンス)」 はある。シーズニングフレンチフライと紅茶の専門店であるこの店からは前を通った人が思わず足を止めてしまうようないい香りがしていた。
外観は白を基調としており一見するとスイーツ店のようなスタイリッシュなイメージで、キッチンの横にディスプレイされていた赤いムレスナ紅茶の缶が一際目を引いていた。また店にはフレンチフライ、紅茶、ソフトクリームをあしらった小さなイラストが並べて描かれており、店全体が可愛らしく女性に人気なのも頷ける。

THE ESSENCE

商品の包装はこちらの外観に似せた下地に店名が書かれている模様になっており、サイズも食べ歩くのにちょうど良いものになっていた。
「THE ESSENCE」という店名の由来についてオーナーの方に伺ったところ、飲食店なのか雑貨店なのか、なんのお店か想像しづらい店名にすることで耳にした人に気になってもらうためだと話していた。

シーズニングフレンチフライとムレスナ紅茶を専門にメニューを展開している。世界中から厳選されたジャガイモを使用し、食感と見た目がそれぞれ異なる3種類のカットと様々なブレンドスパイスやフレーバーで好みに合わせて楽しむことができる。看板メニューとなっているのが、紅茶葉&ハニーソルト。

ラティスカット 紅茶葉&ハニーソルト

ジャガイモと紅茶葉は一見異色のコンビに思えるかもしれない。だが、食べてみると意外にも絶妙な組み合わせなのである。これに気づいたオーナーさんは会社員という肩書を捨てて開店するに至ったそうだ。手軽にオシャレにフレンチフライを楽しんでもらいたいというコンセプトで開店したこの店には、「インスタ映え」を求めて多くの若い女性客が訪れているだけでなく、夕方からは勤め帰りの会社員や年配の人も訪れる。会社員時代には出会うことのなかった人々に出会い、見ることのなかったものがみえるようになったとオーナーさんは笑顔で話す。若い人とマッチするメニューとキャンパスからの近さを利用して慶應生にもぜひ足を運んでほしいという。

 

古桑庵

自由が丘駅前のロータリーを右に曲がり、まっすぐ進むこと約5分。坂を上った先に趣のある古民家が見えてくる。「古桑庵」という小さな看板の近くには梅の木があり、芳しい香りが私たちを誘ってくれた。飛び石や飾り井戸のある中庭を通り、靴を脱いで店内へ上がっていく。

家の中には和室が何部屋かあり、大きな窓から中庭の様子を見ることができる。さらに壁際には掛け軸や古布など多くの骨董品が展示されているため、甘味を待つ間も飽きずに雰囲気を味わうことができた。取材時はひな祭りが近いということで、うさぎのひな人形など大小様々な人形が飾られていた。一角には手作りの和雑貨も販売されており、記念のお土産として買うのもよいだろう。外国人観光客が多く来店しており、留学生などに日本文化を紹介する際にぴったりのカフェである。15時30分ごろにはほぼ満席に近い状態であったが、落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと過ごすことができた。

古桑庵

メニューは外国人観光客にも幅広く対応しており、抹茶、コーヒー、バナナミルクなどの飲み物と甘味のセット、ぜんざいやあんみつといった甘味とほうじ茶のセットなどから選べる。季節限定のメニューもあり、冬季は甘酒となっている。

古桑庵風黒みつオーレ

私は「古桑庵風抹茶白玉ぜんざい」を注文した。塩昆布、ほうじ茶もついており、値段は950円と店内の雰囲気も含めて考えるとお手ごろだ。見た目はほぼ抹茶のようで、粒餡と白玉が入っている。抹茶のしっかりとした甘みが感じられ、甘すぎない粒餡、小豆とよく合う柔らかい白玉は絶品であった。また、お口直しの塩昆布とほうじ茶の相性も良く、飽きずに最後まで楽しめた。

 

古桑庵風抹茶白玉ぜんざい

 

お菓子、飲み物付きで風情ある落ち着いた雰囲気を味わえる古桑庵。都会にいながら普段味わうことのできない時間を過ごせるカフェであった。
自由が丘での一休みの場所として足を運んでみてはいかがだろうか。


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