《ニュースの前提》国際観光旅客税(出国税) 私たちへの影響は?

今さら聞けないニュースの前提

 出国税って何?

 正式名称は「国際観光旅客税」。今月7日から適用され、日本から出国する旅客から徴収されます。この新税の成立の背景には独自の財源を持ちたいという観光庁の意向が反映されたと考えられているよ。

 対象者は?

 対象となるのは日本から飛行機や船舶で出国する2歳以上の人だよ。注意したいのは外国人だけではなく日本人も対象となるということだね。航空機の乗務員や入国後24時間以内に出国する乗り継ぎ客は、対象外となるよ。

 どのような方法で課税されるの?

 日本人旅行客は出国時、外国人観光客等は帰国時に飛行機や船舶のチケットに上乗せの形で一人当たり1000円が徴収されるよ。

 出国税の導入によって見込める税収は?

 現状では海外からの訪日外国人数が2400万人で、日本の海外旅行者数が1600万人なので、400億円程の税収確保が予想されているよ。

 徴収された税金はどのような形で使用されるの?

 訪日外国人観光客数増加のために、観光インフラの整備や外国人誘致に使われる予定だよ。人気観光地との格差是正や、地域の特徴を活かすことが目的だ。また外国人観光客が増加することで発生する「観光公害」への対応も考えられているね。

 出国税導入による日本のメリットは?

 Wi-Fi環境やトイレの整備、外国語への対応策を投じることで、日本での滞在時間が増加し、外国人観光客の消費をさらに増やすことができると期待されているよ。これによって、日本国内の消費が支えられるだけでなく、気に入った商品を海外から注文してもらうといった輸出促進にもつながるね。

 出国税導入によるデメリットは?

 特に若年層などの旅行費用を抑えたい人たちにとっては1000円と言えど負担となってしまう。それに、この新税はあくまでも外国人のための環境整備をするという面が強いため、どのように日本人に還元していくかが鍵となってくる。また、思うような効果が挙げられず、不要になっても廃止されないことがあり、本来の目的とは異なる用途で使われる危険性もあるよ。


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