学生の力でオリンピックのサポートを行う KEIO 2020 project

(左から)委員の亀井さん、田中さん

慶大日吉キャンパスでは2020年、東京オリンピック・パラリンピック時に、イギリスの選手団が事前キャンプを行う。「日吉を訪れる英国選手団をサポートしたい」。こんな気持ちを持った塾生が集まり、学生中心の団体として活動している。

この学生団体の名前はKEIO 2020 project。慶大日吉キャンパスが、イギリス選手団の事前キャンプ地に決定したことをきっかけに活動を開始した。現在では100人以上の運営委員が所属しているという。

彼らの活動目的は、イギリス選手団が事前キャンプをするときに、アスリートファーストの環境を提供することだ。その目的を果たすため、精力的に活動を行っている。様々なイベントの企画、運営もその一つだ。運営側の視点を経験することで、当日起こりかねない突然の出来事に対応できるようにしているのだ。また、オリンピック関係者の講演会や、ボランティアとしての国内のイベントへの参加を通し、知識を深め、経験を積んでいるという。

学生主体の団体だからこそできることは多い。自由に新しいことを発想し、実現に向けて準備をすることができるのだ。現在は、オリンピック・パラリンピックそのものに関心を持ってもらうため、競技人口の少ないスポーツを取り上げたイベントを企画中だという。

しかし、多くの活動が委員に委ねられているからこその苦労もある。委員の田中沙莉奈さん(商2)は、「2020年にピントを合わせ続けながら、組織の体系づくりから自分たちで模索し、企業や塾外との関係も築いていくのは簡単ではない。しかし、すべて自分たち次第であることに大きなやりがいを感じている。選手のサポートはもちろん、地域と慶應生を盛り上げて、その活気が2020年以降もレガシーとして続いていくようにしたい」と話す。

今後の目標について聞くと、同じく委員の亀井柾貴さん(経1)は「まずは一人でも多くの塾生に、日吉キャンパスでイギリス選手団の事前キャンプが行われるという事実を認知してもらいたい。その上で、アスリートと地域の人、そして塾生が日吉で繋がることを目指して活動していきたい」と、目を輝かせて話していた。

東京オリンピック・パラリンピックの開催時には、SNSを通じて運営委員以外の塾生からもボランティアを募集するという。KEIO 2020 projectとともに、一度しかない事前キャンプを成功させるため、一生に残る思い出を作ってみてはどうだろうか。

(原田実希)


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