9月に始まった対抗戦は折り返しを迎え、いよいよ上位校との戦いが始まった。

帝京大戦 ●19-24 わずかに及ばず初黒星

先月21日、慶大は帝京大との一戦を迎えた。「大学日本一」を目指す慶大にとって、対抗戦七連覇中の帝京大は乗り越えるべき壁である。しかし、19―24とわずかに及ばず初黒星となった。

慶大は序盤から粘り強いプレーを見せ、先制点を挙げたものの、帝京大のスピードとパス回しに苦戦し、7―24で前半を終えた。挽回したい後半、攻める慶大は主導権を握り2トライを奪う。しかし、ラインアウトでのミスが響き、逆転の機会を生かせなかった。敗北し、課題がある一方でスクラムなど成果もある一戦であった。

明大戦 ○28-24 僅差で勝利

今月4日には明大戦が行われた。慶大は4連勝中の強豪明大に、28―24と僅差で勝利した。

明大のキックオフから始まり、前半7分に先制トライを決める。その後明大に1トライを許すも、反撃の2トライを決め、21―12で折り返す。後半、リードを守りたい慶大であったが、28分にトライを許し、21―24で逆転される。両者譲らぬ展開が続くなか、山中(商4)がスクラムから右サイドを走り抜け逆転トライを成功させ、大きな一勝を手にした。

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明大戦を終え、4勝1敗の慶大は明大、早大と並び、帝京大に次いで2位。今月23日には早大との大きな一戦を控える。

(高井日菜子、末吉遥)

(注)この記事の情報は2018年11月14日現在のものです。