11月11日・12日の両日、江戸川スポーツランドでスピードスケートの全日本選抜選手権大会が行なわれ、体育会スケート部・スピード部門の田上真一選手(総4)が3000㍍で優勝した。

 今回の全日本選抜選手権大会は、今年開催されたトリノ五輪の出場選手も参加する今シーズン初の全日本クラスの大会となったが、初日の1500㍍で3位に入賞し、さらに総合獲得ポイント上位者のみが出場権を獲得できる大会最終種目の3000㍍・スーパーファイナルで優勝を果たした。

 江戸川スポーツランドは、昨年トリノ五輪の選考会が行われたのと同じ会場。その時は惜しくも入賞を逃した田上選手だが、今回はそのリベンジも兼ねて、昨年出し切れなかった力を存分に発揮した。「今シーズンは大会で入賞することを目標に調整を続けてきたため、五輪出場選手とも戦える自信があった」(田上選手)。

 これら2回の入賞によって、田上選手は男子総合3位となり、12月初旬にカナダのサゲネイとモントリオールで行われたW杯北米大会に出場。個人1500㍍で13位に入賞した。

 また、1月末から中国の長春で行われる第6回冬季アジア大会の代表に選出されており、特に5000㍍4人のリレーでメダル獲得の期待がかかる。