「私の」結婚のカタチ ゼクシィ編集長に聞く イマドキありのまま婚

『ゼクシィ』編集長の平山彩子さん

ウェディングケーキ、バージンロード、ベールアップに誓いのキス。典型的な結婚式のイメージが、今変わりつつある。結婚情報誌『ゼクシィ』の編集長・平山彩子さんに、現代の結婚について話を聞いた。

結婚式は、時代の流れを色濃く反映し、時代と世代のかけあわせとともに変化する。高度経済成長を遂げた1‌9‌8‌0年代はいわゆる「派手婚」、バブル崩壊後の90年代はシンプルなスタイルの「地味婚」などのスタイルが広がりを見せた。00年代に入るとインターネットの普及により、海外のゲストハウスでの結婚式を模した「アットホーム婚」が流行。震災の影響もあり、10年代は家族や周りの人との絆を重視する、「つながり婚」がトレンドだ。

中でも18年現在のキーワードは「ありのまま婚」だ。従来の、舞台上に新郎新婦の椅子を置く高砂席でなく、テーブルを取り払ってゲストと同じ目線で座る、高砂ソファを取り入れる結婚式が増えているという。ゲストと同じ目線になることで会場との一体感を醸成できたり、新婦のドレスを全身見せたりすることができる。

また、披露宴の後に挙式を行う「後から挙式」もありのまま婚の一例だ。二人のありのままを知ってもらってから誓いをするといった狙いがある。

「ありのまま」が現代のキーワードとなった背景には生き方の多様化がある。昨年放送された「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」というキャッチコピーのCMをご存じだろうか。結婚情報サービスであるゼクシィが、結婚しない選択肢の価値を捉えたと話題となった。

この反響について、平山さんは「ゼクシィは、あくまでも誰かと一緒に生きることを決めた人を応援するメディア。結婚をするのもしないのも人それぞれで良い。ただ、結婚が素敵なものであることを伝えたい」と話す。

最後に、取材を通して様々な結婚の形を見てきた平山さんに、結婚とはどんなものか尋ねた。「結婚は楽しいだけではないのかもしれませんが、二人でいてほっこりできる時間、刺激し合える瞬間があれば良い。それを見つけて、積み重ねていく過程が幸せなのではないだろうか」

(松尾美那実)


PICK UP:

  1. 命削って貫いてみせる 青函トンネル、13日に開業30周年
  2. 日本の風薫る街 地震が襲った台湾・花蓮県に行く
  3. 《受験生応援特集》英語講師・関正生先生に聞く 塾生の英語との向き合い方とは