早慶レガッタ大会 2年ぶりの優勝ならず

序盤はリードするが惜しくも敗れた慶大エイト

第87回早慶レガッタ大会が先月22日に東京・隅田川で行われた。大会の目玉で3‌7‌5‌0メートルの長距離を競う男子対校エイトでは、早大の12分30秒43に対し、慶大が12分35秒19でゴール。一昨年以来の勝利とはならなかった。今大会を終え、大会通算成績は慶大40勝46敗1同着となった。

男子対校エイトでは、レース開始直後に一進一退の攻防が続いた。一つ目の橋である両国橋から、慶大がわずか半艇差ではあるがリードを奪うことに成功。「3‌7‌5‌0メートルと長い今レースでの勝負のポイントは両国橋付近だと思っていた。序盤からリードを狙いに行った」と高崎隼人主将(商4)が語るように、慶大の作戦通りに試合が始まった。

しかし、レース中盤で早大がペースを上げ、慶大を追い抜く。早大の伊藤大生主将は「長距離レースなので、チームで常に声を掛け合い、ポイントを確認していた」と試合後に振り返っていた。今度は早大側の作戦が成功した形だ。

慶大は残り1‌0‌0‌0メートルのあたりで1.5艇分のリードを早大に許してしまう。ラストスパートをかけるが惜しくも実らず、1と4分の1艇差で早大に敗れた。

試合後の会見で高崎主将は、「昨年も早慶戦で負け、自分達の力に不安が残ったが、次の試合を何とか戦うことができた。自分は主将という立場なので、部員の不安を取り除いていきたい」と述べた。早慶戦で2年連続の敗北を喫した慶大だが、今季はまだ始まったばかりだ。課題を克服し、シーズン公式戦を万全の調子で迎えたい。

慶大の小澤祐資監督は「昨年の悔しさから選手各々は精一杯努力してきたが、負けてしまった。早大の力はさすがのもの。早大がいるので、我々は負けないように常に頑張ることができる」とライバルの存在を語った。また、早大の内田大介監督も慶大の力強さを讃えていた。

試合後の会見では両校の熱いライバル関係が垣間見えた。来年以降も早慶レガッタ大会の激しい戦いから目が離せない。

(椎名達郎)


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