《走り続ける塾生》人と人を繋ぐラジオ番組「まるラジ」

走り続ける塾生

毎週木曜夕方にカワサキFMで放送されているラジオ番組がある。パーソナリティーは、大学1年生の4人で、うち3人は塾生。後河内清花さん(文1)、高木遥菜さん、水落なぎささん(総1)、水谷涼香さん(環1)である。

2‌0‌1‌7年10月から放送を開始したこの番組。毎週、自分たちで企画を考え、朗読をしたり時には地域で活躍するゲストを招いたりしている。

始まった最初のきっかけは、地元川崎市に住む水谷さんだという。高校時代、放送部に所属した彼女は、コンテストでしか外に発信する機会がない状況をもったいないと感じていた。「実際に社会と関わる部分があったらいいな」。その言葉が、地域を盛り上げようとする地元の方からのサポートを受けるきっかけとなり、企画が立ち上がった。同じ放送部であった他の3人も賛同。高校からの4人が結集して、放送が始まった。

彼女たちがラジオ、そして声にこだわる理由は何だろうか。文字での発信が大半を占め、声で発信する機会が少ないという人は多い。だが、声で伝えると、伝え手の温度感が声に表れる。感情も乗る。声で表現するというのはただ情報だけを伝えているのではないのだ。ラジオ以外にも朗読の活動を行い、声の魅力を体現している。

彼女たちは今、さらなる目標を定め、取り組んでいることがある。『まるラジおとな図鑑』の製作だ。番組を通じて学んだ、大人になるとはどういうことかや生き方のヒントを、若者にシェアすることを目的としている。ラジオを始めたころから、何か伝えていく軸となるものを半年間探していた時、高木さんが発案した。「いろいろな働き方をしている大人、その中でも地域で何かをやっている人を紹介したい」。Instagram上でファイリングするもので、クラウドファンディングによるフリーペーパー化も目指している。まるラジを手元に残る形で残したいというのが、彼女たちの願いだ。

最後に今後の目標について語った。「ラジオを聴くことによって、その人の知っている世界が広がるものとなればいいと考えています。そういった意味で人と人とがつながる懸け橋になりたいです」。彼女たちは人と人との繋がりの大切さを噛みしめて、今週もマイクに向かう。

(城谷陽一郎)

「出会えるラジオ、まるラジ」

毎週木曜18時30分~19時

カワサキF‌M(79‌.1‌M‌H‌z )にて放送中


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