2‌0‌1‌7年の中秋の名月は10月4日だった。晴れて丸い月がよく見えた今年の十五夜。皆さんは空を見上げただろうか。美しい月を見て楽しむこの習慣は古くから日本人に親しまれてきた。

大昔から月に思いをはせてきた私たち。今の段階ではとても一般人が行けるものではないものの、宇宙旅行も全くの夢物語ではなくなってきている。近年、アメリカなどの宇宙事業先進国ではもちろん、日本においても少しずつ民間企業のロケット打ち上げ挑戦など宇宙事業の開発が進んでいる。決して遠くはない将来、当たり前に月へ行くことができる日が来るかもしれない。そうなった時、私たちはどのようにお月見を楽しむのだろう。「この前行ってきたんだけど写真見る?」と言いながら、お団子を頬張る日が来るかもしれないと思うと、夢とロマンにあふれている。

ストレスが多く不安定な時代。みな後ろ向きな事ばかり考えて疲れ切っているのではないか。たまには明るいニュースに目を向けてわくわくするような想像をしたい。月から見た地球はどのようだろう。そんなことを考えていると、日常の悩みなど取るに足らないことに思えてくるかもしれない。
(竹内未月)