第66回関東バスケットボール選手権大会が4月22日から先月7日まで開催された。昨年、同大会10位の成績からシード校として出場した慶大は、先月1日に勝ち上がってきた白鴎大と対戦。一部リーグに所属する強豪を相手に奮闘したが、53-71で敗れ、本トーナメント初戦での敗退となった。
 
第1Q序盤、原(環3)のゴールで先制した慶大は、直後に高田(環2)、原の連続3Pにより開始2分で8点を奪う。このペースでリードを広げたい慶大であったが、中盤になるにつれて白鴎大のディフェンスが良くなり、得点が止まってしまう。対する白鴎大は、ディフェンスで得たチャンスをものにして着実に得点を重ねていき、慶大の得点が凍りついていた間に18点を挙げ、第1Qを8-20の大差で終える。
 
第2Qも白鴎大の流れで試合が進む。慶大は積極的にシュートを狙うも相手の高さに苦しみ、オフェンスリバウンドを取ることができず、チャンスを活かせない。白鴎大の勢いが止まらなかったことも相まって、19点のリードを許し、点差をさらに離されてしまう。
 
第3Qは慶大の得点が伸び始める。この試合好調の原による2本の3Pや、サワ(環4)のリバウンドから得たチャンスを活かした得点で少しずつ点を重ねていく。一方で、このQでも白鴎大の勢いは衰えず、安定して得点を伸ばしていったため、なかなか点差を縮めることができない。
 
追い詰められた慶大は最終第4Q、サワの連続得点で勢いづく。インサイドを中心に攻め、チャンスを作って得点していく。白鴎大の勢いも弱まり、徐々に点差を詰めるが、前半の失点をひっくり返すことはかなわず、18点差で敗戦となった。
 
今大会では初戦での敗退となったが、最後まで攻め続ける姿勢が今まで以上に感じられる試合であった。この成長を活かして、今月の早慶戦では勝利を手にしてほしい。
(藤咲智也)