2017年7月28日

慶應塾生新聞会 三田オフィス
〒108-0023 東京都港区芝浦2-8-14 第2AKビル4階B
TEL 03-3454-7966
FAX 03-6435-2573

塾高、春高バレーに出場 東京体育館に初の「若き血」

第69回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)が先月4日から8日の5日間にわたって東京体育館で開催され、日本一の称号をかけた白熱の戦いが繰り広げられた。

春高バレー初出場の慶應義塾高校の初戦の相手は、鳥取県代表、鳥取商業高校。第1セット序盤、塾高は主将の吉田祝太郎(高3)を中心に力強いスパイクを放ち、3連続得点。しかし、鳥取商業もその直後に3連続得点で10―12と鳥取商業が優勢のままタイムアウトを迎える。後半は塾高が点を取るとたちまち鳥取商業が点を返すなど、シーソーゲームとなった。粘り強いプレーで相手をなんとか突き放し、第1セットは26―24で塾高が先取した。

続く第2セットでは、中盤で勢いに乗った塾高が4連続得点をあげるなど、鳥取商業に流れを明け渡すことなく勝利に向け盤石のプレーを見せた。終わってみれば、24―14。大差で塾高が第2セットも奪取し、セットカウント2―0で鳥取商業を破った。試合終了後には塾高の応援団を中心に肩を組み、東京体育館に初めて若き血を響かせた。

翌日5日に行われた2回戦は7年連続22回の出場を誇る名門、沖縄県代表の西原高校との対戦。第1セットは、完全に西原ペースで試合が展開される。サービスが2本も拾われるなど、序盤から苦戦を強いられる。エースの吉田も得意のアタックが相手に止め続けられ、焦る場面も見られた。中盤では吉田のバックアタックが決まり、22―22の同点に追いつくも最後に加藤真(高3)のサービスアウトで23―25で落とし崖っぷちに追い込まれる。

第2セットは序盤から塾高ペース。191㎝の長身加藤がバックアタックを決めるなど、試合を優位に進める。しかし、後半西原はエース山田隆太を中心に得点を重ね、完全には試合の流れを手繰り寄せることができない。最後は吉田が山田のアタックを止め、27―25と苦しみながらも第2セットを取った。

セットカウント1―1で試合は第3セットへ。このセットではアタックが冴えるなど加藤靖丈(高2)が活躍を見せる。エース吉田はサーブを3回連続で外すなど不調かに見えたが、最後は力強いアタックを決め試合を締めた。塾高は高い決定力のある山田隆太を第2セット以降は徹底マークと高いブロックで封じ、セットポイント2―1と強豪西原を破った。

ベスト8進出を懸けた3回戦は6日、和歌山県代表開智高校との対戦。第1セットでは後藤優太(高3)を中心に持ち前の高いブロックで、相手のスパイクを立て続けに止め流れを作り、接戦になりながらも、25―23で第1セットを先取した。

しかし、第2セットでは一転して強豪開智が塾高を追い詰める。開智が東拓巳を中心とした攻撃を展開し主導権を握った。後半、後藤(高3)がブロックの際に負傷し戦線離脱を余儀なくされる。けがという不運もあり、最後まで嫌な流れを断ち切れず、20―25でこのセットを落とす。

続く第3セットではエース吉田のアタックなどで開智に食い下がる。終盤には、負傷した後藤(高3)がコートへ戻り懸命のプレーを見せるも、20―24と先に開智がマッチポイントで迎える。吉田のアタック、後藤のブロックなど3連続ポイントで2点差まで追い詰めるが、最後は23―25で開智が第2、第3セットを連取し塾高は無念の逆転負け。3回戦で姿を消した。

初出場でベスト16とその名を全国に押し上げた塾高バレー部。その旋風はまだ始まったばかりかもしれない。再び東京体育館のコートに立つ瞬間に期待したい。
(今津優香)