今回、塾生におすすめしたいのは、リクルートキャリアの主催する「キャリフルCAMP!」だ。企業・官公庁とキャリフルが提供する、仕事を体験でき、自分についても発見できるワンデイプログラムだ。書類提出や面接通過、5日間の開催日程など、なにかと参加しづらいインターンシップ。キャリフルCAMP!では400文字以内の志望動機を記述するだけで手軽に参加できる。

キャリフルCAMP!で、できることは主に3つある。

一つ目は、日本を代表する企業・官公庁で活躍している社会人のリアルな話が聴けることだ。キャリフルCAMP!は毎回異なる企業・官公庁・団体によって開催される。そこでは業界・企業分析につながる詳しいプレゼンテーションが行われた後、活躍中の社員が実体験をもとに、どんな思いで仕事と向き合っているのか話をしてくれる。その社員、会社の価値観を参加者は感じとることができる。

二つ目は、少人数のグループワークで様々な企業の仕事体験ができることだ。先月、16日に行われたプログラムでは「中国系メーカー向けAT開発プロジェクトを立ち上げるための社内協力を獲得せよ」という課題に6人のメンバーで挑んだ。15枚ほどある資料から中国市場の動向やその中国メーカーの特徴を抽出し、実際に開発部門で働いていた社員の方に営業をした。社員のプロの視点から指摘を受け、最後には班同士で営業について学んだことを共有しあった。

三つ目の特徴として、自分の強みを客観的にフィードバックしてもらえることが挙げられる。1日課題に取り組んだ仲間から長所を言ってもらえる時間が設けられている。初対面の人から自分がどう見られていたかを客観的に知ることができ、今後の自己分析につなげることができる。

また、キャリフルのウェブサイトも充実している。194個もの質問が用意された本格的なキャリアチェックや、歴史やアナロジーなど様々な分野に渡る思考問題を出題するコンテンツもある。

キャリフルCAMP!に参加し、社会と自分を知ることで具体的に明確な自分にとっての仕事の軸を見つけたい。