慶應塾生新聞会 三田オフィス
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【記者の眼・サッカー】「一時代の終わり」が訪れる

第90回関東大学サッカーリーグが幕を閉じ、慶大は6位で終えた。このことは、良い意味でも悪い意味でも、この一年を通して目に付いたのは「守備」だった。

総得点37は順大と並び、リーグで2番目に多かった。しかし、失点も決して少ないとはいえない結果であった。前期は20失点を喫し、降格圏内にまで順位を下げたこともあった。この時期、須田監督は「守備のバランスが悪い」としてスタメンを入れ替えるなどしていた。

前期での苦戦を考慮すれば、後期の成績は評価に値するだろう。インカレ出場権を手にすることができたのは「守備」での安定が大きく寄与している。慶大が目指す堅守速攻のサッカーが機能するかどうかはこの点にかかっている。

一方で、多くの収穫もあった。攻撃は昨シーズンに比べて完成度を高めた。溝渕(環4)や手塚(環3)は再三右サイドからチャンスを演出し、加瀬澤(総4)が前期から安定したパフォーマンスを発揮した。今シーズンは、中盤の層の厚さが際立ったシーズンでもあった。

また、新戦力の台頭も目立った。落合(商1)や佐藤海(政1)などはコンスタントに出場機会を得ていた。特に上田朝(総1)は、年間を通してレギュラーを守り続けた。長いシーズンを戦うことによって、新旧戦力が上手く融合していった。

「一時代が終わった」。このように須田監督は語った。大学にスポーツ推薦がない中で、今季慶大ソッカー部の主将を務めた宮地(総4)をはじめ1年生の頃から試合に出ていた多くの4年生が引退をする。「3年連続インカレに出場できたのも彼らの貢献が多かった」とも監督は語る。これはソッカー部史上初のことで、快挙といってもいいだろう。
(長谷川裕一)