第17回慶應科学技術展「KEIO TECHNO-MALL 2016」が先月16日、東京国際フォーラムで開催された。同展示会は、慶應義塾先端科学技術研究センターが主催するイベントで、慶大理工学部・大学院理工学研究科の研究成果を産業界に発信している。

92のブース展示と8のパネル展示が行われた。研究内容はバイオメディカル、情報コミュニケーション、メカニクスなど多岐にわたり、研究者と企業の共同研究や技術指導、委託研究に繋がるマッチングの場となった。

建築家の隈研吾氏によるメインイベント「新国立競技場をつくる」や、脳科学者の茂木健一郎氏を招いたラウンドテーブルセッション「コンピュータに騙される人間の脳―バーチャルリアリティとロボットに見る」などが催され、会場は熱気に包まれた。

主催者は塾生に向けて、「理工学研究科がどういう研究をしているのかを見て、慶應の研究の幅の広さを知ってもらいたい」とコメントした。