慶應義塾は矢上キャンパス教育研究棟の改修工事中に建物からアスベストが見つかったことに関して、先月17日付で状況調査の報告を行った。

問題となっているのは矢上キャンパス教育研究棟(23棟)の天井塗装材に含まれていたアスベストが不適切な作業方法で除去され、法律で定められた手続きもとられなかったことだ。

慶應義塾は過去の調査履歴から本建物にアスベストはないと認識しており、その有無を確認することなく工事を進めたことが問題の原因としている。また天井のコンクリート面に吹き付けられたアスベストの上に塗装が施されていたことも確認を困難にした一因としてあげた。

今後、慶應義塾は施工管理体制の強化と施工業者への改善要求により再発防止を図るとともに、アスベスト含有建材の有無を他のキャンパス(各一貫教育校を含む)にまで対象を広げて調査する。完了時期は9月末ごろを予定している。