第9回桜スポーツフェスタが3月26日、下田学生寮で開催された。これは、下田地区で活動する慶大の体育会5部(野球部、ソッカ―部、蹴球部、ホッケー部、ソフトテニス部)の学生が中心となって企画しているイベントだ。地域の方々に日頃の感謝の意を示すとともに、スポーツを通じて親交を深めることを目的とする。今年のキャッチコピーは「Smile Kind Ring ~桜でつながる地域の輪~」。実行委員は昨年の10月頃から何度もミーティングを重ねて準備してきた。

当日の朝は寒かったものの日中になるにつれ暖かくなり、晴天の中、子どもからお年寄りまで多くの人が来場した。グラウンドでは午前中を中心に各部による体験教室が開かれた。午後は「シモリンピック ~笑顔は僕らの道しるべ~」が行われ、ストラックアウトやキックターゲット、障害物競争などで子どもたちが楽しんでいた。

子どもたちで賑わうグラウンド
子どもたちで賑わうグラウンド
センターステージでは、協賛しているフジテレビの関係者によるけん玉のイベントに始まり、餅つきやビンゴ大会、下田地区の体育会10部対抗「MUSICバトル」、地域の方による演技などが催された。應援指導部によるパフォーマンスも行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。

今年は工夫した点もある。実行委員と他の部員との協力を深めようということで、例年以上に連携を取り合った。イメージキャラクターである「さくモン」のスタンプラリーもリニューアルした。


実行委員長の田村将梧さん(政3)は、今行っている桜スポーツフェスタが最高の形だという。「地域の方々に感謝の意を示すことと、地区の方々と体育会の交流を考えると、これ以上大きい祭典にする必要もない。今が一番手作り感のあるちょうど良い大きさなのではないか。来年以降も後輩たちには、変えない良さを考えながら、この祭典を伝統として続けてほしい」と自信を持って語った。